【海の底】
その昔
不幸に酔いしれた時期があった
気分は地の底海の底
自問自答を繰り返し
深く、より深くと
自ら深みに進む
俺はこんなにも不幸だと
その為には事実も歪曲する
俺は何も悪くないのに・・・
より自分を正当化すべく
繰り返す自問自答に
ふと気付いてしまう
あぁ、俺
酔っちゃってる
自分の事も棚に上げて
いやはや
お恥ずかしい
世界一不幸~って
世界一幸せ~
世界一速~い
世界一お金持ち~
世界一偉~い
世界一天才~
世界一強~い
と同じだ
他の何人も差し置いて世界一
自身が世界一優れてるとは微塵も思えないのに
世界一劣ってるとは思える矛盾
そんな事にも気付けず
自分を世界の中心に置く思考
今思えば赤面の極みだ
海の底
聞けば
世界一の海の底は
世界一の山の高さよりも深いのだとか
重ね重ね
お恥ずかしい
【君に会いたくて】
それはそれ
その時が来ればそうなるさ
なんて
自分に言ってみる
【閉ざされた日記】
閉ざされた物には
きっと理由がある
自分が閉ざした物でなければ
そのままにした方が
きっといい
それでも開く事を望むなら
閉ざした者が
その意思で開けるように
出来る事はそれくらい
【木枯らし】
俺の住んでる所だけなのか
ここ数年
衣替えが間に合ってないのか
木が青々としたまま
冬を迎えてるような
思えば
10月末の夜にある
伝統芸能の年中行事
寒さに震えながらやっていたけど
ここ最近は快適だ
伝統芸能の衣装に
季節の衣替えは無いから
気温の変化がよく分かる
体型の変化も.......
そのあとにやる衣装干しなんかも
のどかなもんだ
衣装を干して風を通す間
お弁当を食べる
冷たいお茶で喉を潤す
これも前はあったかいお茶だった
風に揺れる色とりどりの衣装を眺めながら
お弁当を食べながら談笑してると
ちょっとしたピクニックだ
揺れる衣装も
木枯らしに耐えてた頃に比べると
楽しそうに見えなくもない
【美しい】
センスがない
イメージが湧いたとしても
それを具現化する能力がない
料理を作ってみても
盛り付けがうまくいかない
味に関しては
自分の好みに寄せるから
そんなに外さない
少なからず見た目よりは良い
イメージで言うと二郎系のそれに近い
色々と工作もやる
完成した姿をイメージしつつ
途中の閃きも取り入れる
あの色にこの色を重ねて
最後はこの色で
出来上がってみると
なんか違う
後輩から送られてくる
これ作りました!の写メ
彩りも栄養バランスも良さそう
しかも美味しそう
量は少ない
性別か?
センスか?
何かコツがあるのか?
そんな不器用二郎
味は悪くないと思います