生粋

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7/16/2025, 11:52:08 AM

【真昼の夢】


食後に仮眠をとると良いと聞き

勝手にシエスタを導入

大変良い習慣だと思う


早目に昼食を済ませ

寝過ごさないように社用携帯アラームをセット

狭い車内で眠りに入る


アラームを待たず

ビックンとなって目が覚める

首が痛い

足も痺れてる


アラームが鳴るまで寝てても

アラームの音にビックン


もう数年前

睡眠を大事にする後輩が居た

睡眠時間を確保する為

おにぎり弁当を持参し

手早く食事を済ませる

自分の車に乗り込んだら

助手席も使って横になる本格派


同行した午後は移動中も眠たそうだ

耐え切れず

「少し寝ましょう!」と

公園の駐車場に停めて

二人ですやすや

後輩の名誉の為に言うならば

俺とは違い

本人は至って真面目であり

仕事はしっかりやる

オンオフの切替が上手いのだ


加えて支店の仕事は

昼食もままならない時がある代わり

時間にゆとりのある日もある


そんな後輩か転勤して行ったのは

本社ビル


あの眠り姫は

睡眠時間を確保出来てるだろうか

なんて思いながら

夢うつつ


ビックン

7/15/2025, 1:35:17 PM

【二人だけの。】


ふふふ

それが

世に言う特別な間柄ではなくて

特に特別な事が起こる訳でもなくて

特別な事をする訳じゃなくても

特別なんだよ

7/14/2025, 11:29:25 AM

【夏】


うん知ってる

届いたかき氷機がキラキラと光って見える

収納性

利便性

諸々を悩みに悩み

さいごに選んだのは

手動かき氷機


仕事終わりに

冷やかなひと時を堪能すべく


まずは

一心不乱にハンドルを回す

流れる汗がかき氷をさらに格別にしてくれるに違いない



いやぁ

選択間違えた

7/13/2025, 1:31:35 PM

【隠された真実】


あれはいつだったか

真夏だったはずだ


うだる暑さの中で仕事をしていた

外回りの仕事

訪問先のお客さんに声を掛けられ

仕事の話半分

世間話半分

共に暑さを憂い

ひとしきり話したあと次の仕事へ向かう

大丈夫だ


昼に冷やしうどんを食べ英気を養う

人心地ついたあと支払いを済ませる

大丈夫だ


さらに暑さを増した午後

訪問先をまわりながら

途中コンビニに立ち寄る

麦茶とアイスを購入して

水分補給と体を冷却

今日の仕事もあとひと頑張り

やはり大丈夫だ


夕刻

外回りを終え

社に戻る

同僚達と今日起こった事なんかを話し

互いの労をねぎらう

大丈夫だった


書類をまとめながら

先に終わった同僚を見送る


なんとか無事に一日を乗り切った


勘弁してくれよ

ロッカー室で

朝一番にゴムが切れ

ズボンの中で膝まで落ちたパンツを引っ張り上げた

7/12/2025, 11:11:08 AM

【風鈴の音】


猛暑だ

暑さが彼岸を越えるようになって久しい


扇風機の前を陣取り

軒下から聞こえてくるチリ~ンに

涼しさを憶えた日が懐かしいもんだ


この暑さを乗切るには

鈴の音だけでは心許ないと

今年はかき氷機を買った

お店のかき氷には敵わなくとも

お手軽に涼を取るには十分だ

試しに作ってみると

ふわふわ氷が作れるの看板に偽りなく

シャリシャリ削ると

わたあめのような氷が器の中に舞い落ちる

これは夢が広がる

ジュースにプリン

フルーツに野菜

牛乳に抹茶にヨーグルト

ピスタチオにハチミツ




ちょっと涼しくなって来た

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