【あなたへの贈り物】
ちょっと喜びそうな物に
少しありがた迷惑ないたずらを添えて
【羅針盤】
内陸に生まれ育った者としては
耳にはするけど
実際には見た事のない
方位磁針と地球儀を組合せたような
船の装備
だと思ってた
そう思いながら
実際の形に興味が湧いて
少し調べてみたら
羅針盤とは方位磁針の事らしい
危うく知ったかぶりの大恥かくところだった
アブナイアブナイ
ちなみに
イメージしてたのは
羅針儀と言うらしい
と
まんざらハズレでもなかった事は
明確にアピールしておきたい
子供の頃
分かれ道に着くと棒を倒す
倒れた方に進む
何かを発見するまで
どこかに辿り着くまで
それを繰り返す
そんな遊びが大好きだった
世界が広がっていくような気がしてた
友達の理解は全く得られなかったけど
せいぜい
子供の足で行ける範囲の冒険
何度もやってると
同じ道を通ることが多くなる
そんな時は
棒を倒す手に
多少手心を加えてたような気もする
それでも
当時の俺にとって
あの棒は
紛れもなく羅針盤であり相棒だった
そう思えば
加えた手心も
磁力の一つだったに違いない
数々の冒険を乗り越え
大人になった俺の手に
かつての相棒はもう居ない
だけど
相棒に頼らなくとも
似たような遊びをしてるから
実際のところ
大人にはなれてないのかも
【明日に向かって歩く、でも】
足臭い
忙しく走り回ってるから仕方ないか
早足になるのは
勇み足か
逃げ足か
【ただひとりの君へ】
みんなそうだ
ホントにそう思う
だからきっと
自分もそうなのだと
言い聞かせる
【手のひらの宇宙】
瓶の中の海
空き缶の空
箱の中の世界
君の中の僕
千年先の夢
砂の中の希望
押し入れの冒険
歌えない歌
見失った時間
10人の中の俺
10000人の中のあなた
時を超える言葉
閉じ込められた夜空
写真の風景
ポケットの中の戦争
色々と逸れた
今
手の中にある機械は
図書館であり
ショッピングモールであり
地球儀であり
天体望遠鏡であり
歴史であり
世界であり
宇宙かもしれない
お釈迦様の手のひらを飛び回った猿の話があった
俺の手に収まる宇宙は
時として
自分の大きさを錯覚させる
手のひらに収まっているのは
自分の方なのに