【秋晴れ】
今日は
月がでっかくて明るい
雲に隠れる事もなく
ちょっと気分が良い
日曜日までもってくれるといいなぁ
忙しくなって
やらなきゃいけない事にまみれる前に
伸ばせるとこは伸ばしとこう
また1人
近しい人間が
去っていく可能性が出て来た
まぁ
まだ分からないけど
引き止めたい気持ちは
恐らく相手の為ではなく自分の為だろう
俺が何とかする
なんて
言える事の少なさにはションボリだ
行雲流水
道のりはまだまだ遠い
さてさて辿り着くその先が
今日の空みたいになるのは
一体いつになる事やら
のほほんのほほん
【忘れたくても忘れられない】
今のところ無いような
むしろ
俺よ
コレは忘れないでくれ!
って方が多い気がする
あぁ
レバ刺しの味かなぁ
あとの事は
そのうち笑い話にしてやるもんね
もう若くもなければ
ドラマチックな人生でもない
自分の役どころも分かってる
十分充分
任せときなっ
【やわらかな光】
夏の日射しは強すぎて
思わず目を閉じてしまう
眩しさに目が慣れた頃には
秋の気配
きっと訳もなく夏が好きな俺だから
少し寂しさを感じてるのだろう
日射しも少し落ち着いて
山も温泉も過ごしやすい
一人ゆっくりするにはいい季節だけど
夏の日射しに閉じた目は
もう少しだけそのままにしていよう
もう少しだけ山が色付くまで
もう少しだけ夏の余韻が溶けていくまで
一人のんびりと散策に出掛ける予定でも立てながら
少~し遠くまで足を伸ばして
美味しい物を頬張って
興味の向くまま
好きにボケ~っとしながら
マイペースだからなぁ
なるべく邪魔にはなりたくないから
人の少ないところがいいなぁ
海の方はやっぱり夏がいいなぁ
きっと目を開く頃には
すっかり秋の彩りに
よし
今年は炭火で秋刀魚を焼こう
【鋭い眼差し】
今でも思い出す事がある
インフルエンザになり
寝込んでいた時の事だ
高熱にうなされ
床に伏していた
枕元に水分だけを備え
夢か現か
フラフラとトイレに向かい
戻って来ると
布団が少し湿ってる気がする
寝汗か
特に気にせず再び夢の中へ
何度目かのトイレから戻って来た時
寝室の戸が少し開いていた
出る時にきちんと閉めてなかったようだ
部屋に戻ろうとすると
中から何か音が聞こえて来た
戸の隙間から覗いてみると
枕元に人が立っている
こちらに背を向け
布団に向かい何かをしている
不意にこちらを振り返った
向けられた鋭い眼差しは
目が合った瞬間
「やべっ」っと呟いた
片手にファブリーズを携えた嫁であった
【高く高く】
理想や希望は
結構低く設定してるつもりだ
夢に浮かれる歳でもない
実現可能そうなところ
手の届くところ
周りにも自分にも
無理をかけないところ
低め低めの目標
手が届いたなら次の目標
しかし阻む壁は高く高く