【君からのLINE】
今となっては
すっかり生活の一部だ
ちょっとした事を報告し合ったり
ささやかなトピックを共有したり
元気にやってる様子が伺えて何よりだ
たまにちょっと自粛した方がいいのかなぁ
なんて思って控えてみたりする事もあるけど
程なくお知らせを届けてくれるから
ありがたい事だ
しかし今
またも強風に煽られている
諸々を考えると
前のよりも厄介だ
こちらでさえ色々な感情が渦巻いてしまうから
本人の心中たるや察するに余りある
その現状に出来る事の少なさがもどかしく
その環境を作ってしまった年寄りの1人としては
申し訳なく情けない話だ
しかし成長も著しく
また持ち前の強みもあり
すでに自分の力で解決の糸口を見つけつつあるのだから
ほとほと感心させられる事ばかりだ
さてLINE
その中にどれほどの事を
俺は乗せれるれるだろうか
【命が燃え尽きるまで】
今から何かを燃やさなくても
それはもうそう遠くない
燃やせば尽きるのは明日かも知れない
だらりと永らえ
病魔に伏すよりも
何かを残せるのなら
残りの燃料全て使い
轟音と黒煙を振り撒きながら飛び出してみるのも
良いかもしれない
が
性に合わない
きっと残りの燃料は
微笑みを絶やさぬように使うだろう
それも燃費がいい訳ではないが
どうせなら
ニヤニヤしながら尽きたいもんだ
あの頃の自分が望んたように
【夜明け前】
信じたくないが
起きる予定よりも
早く起きてしまう事が増えてきた
いやまさか
まだ二度寝は出来る
まさかまさか
さて
学生時代
よく遊ぶ変わりに
エネルギッシュに寝れてた
丸1日寝た事もある
目覚めた時には何が起こったのか理解出来なかった
そんな土曜の午後
専門学校の帰りに乗った電車で寝てしまった
窓からの日差しも暖かく
車輪から伝わるリズムも心地良い
だいぶ深い眠りに入り
深い山奥で起きた
見なれない景色に青ざめる
が
同時に少しワクワクもした
少し落ち着いてまた寝た
流石に耐えられなくなり
降り立った駅は
山を越えた隣県
その名を夜明(よあけ)
無人駅だった
戻りの電車を探しに
時刻表を眺める
クモの巣だらけで
いつの物かあやしい
飲み物でも買おうと駅の外に出るも
近くには見当たらない
時刻表を信用しきれない以上
あまり遠くにも行きたくない
結局、そのまま駅のベンチに腰かけた
紅葉が綺麗だ
空気も美味しい気がする
帰りの電車が来たのは1時間ほど紅葉を眺めた頃だった
定期を見せて事情を話すと
運転手さんは
「え・・・!1時間くらい待ったんじゃ!」
「ええ!そんなに寝たの!」
と快く乗せてくれた
乗客がほぼ居なくて良かった
帰りながら自分の寝過ごした道のりを眺めた
ひたすらに山だった
意外といい時間だった
そして土曜の早い時間でホントに良かった
終電でやらかして
夜明で夜明けを待つ
考えただけでも恐ろしい
【本気の恋】
改めて振り返ってみると
自分の過去にそれがあったのかよく分からない
もちろん
その時は真剣だし手を抜いたつもりもない
引っかかるのは
あれで本気と言えるのかってところ
思い出にはプラス補正がかけられ
自分寄りに改ざんされてるとも思う
それでも
思考の中心は自分であり
相手ではなかったように思う
相手を中心に置いたとしても
自分の存在が前提だった
歳を重ねたせいか
同じ物でも見え方も変わり
伴って本気の定義も随分変わった
自己犠牲に酔うって事でも
卑屈でも綺麗事でもなく
ただ純粋に相手のベストを
蚊帳の外からでも喜べる
理屈じゃなくてね
それが恋なんて立派な物じゃ無くても
まだ定まってないけれど
おっさんになった現時点では
そ~ゆ~のじゃないかなぁと
ぼんやり思う
【カレンダー】
記憶力がヤバい
すぐに忘れてしまう
人と話していても
例え話を出したっきり
本題に戻って来れなくなって
「何でこの話になったっけ?」
と聞き返すこともしばしば
それで言うと
文章は良い
自分の足跡を辿れるから安心だ
表情がない分、誤解を招く事もあるが
伝えたい事をクリアに伝えてくれる時もある
おっと迷子になる前に話を戻すと
記憶力だ
仕事でかかってきた電話なんかも
すぐにメモらないと危険だ
急いでスケジュール帳に走り書きをする
追いつかない時は後で思い出せるように
単語だけでも書いておく
12PM
ある日のメモだ
少し考える
おそらく12日の午後だろう
この時の俺は12日の午後
俺に何をさせたかったのか
12日の午後
俺はどこに向かえばいいのか
誰がすぐに教えて欲しい
因みに12日は休む予定にもなっている
かき氷.....かな?
まぁ楽しみな予定は忘れないから
都合のいい記憶力なのかもしれない