【やるせない気持ち】


やるせね～なぁ

つぶやく時はだいたい一人


共感が得られそうになかったり

まだ笑い話に出来てなかったり

口にする事でその後が大きく変わってしまいそうだったり

見つからない正解だったり

悪意なく付いた傷だったり


そんな拠り所なく一人飲み込むしかない想いを

飲み込めずに

その一言と共に吐き出す


それでも

考えても仕方ないかと

咀嚼をあきらめ吐き出す頃には

少し軽くなった気がするから

幾らかは消化吸収され

血となり肉となってるんだと信じたい

【海へ】


行きたい

出来ればよく晴れた日に

眺めてるだけで

心をスカッとさせてくれるような

透き通った海

【裏返し】


今まで見えてなかった所が見えたり

浮き彫りになったり

より確信が持てたり

割と大事な作業だと思う

【鳥のように】


子供の頃

空を飛ぶ夢を見た

最初は一緒に遊んでた友人達が空に舞い上がり
楽しそうにクルクルと回ってた

それを見て
俺も！と
両手を前に伸ばし地面を蹴る

その体勢が悪かったのかも知れない

浮き上がった俺の体は地表から約30cm
油断すると地面で膝を擦る
膝より低く歩くより遅い

しかしこの感覚を俺は知っている


泳げない俺が
プールで味わう感覚だ


もし俺がカナヅチじゃなかったら
あの時空を飛べたのかも知れない

だけど
泳げたら
そんな夢も見てないかも知れない

夢くらい
気持ちよく見れる性格がよかったなぁ

【さよならを言う前に】


出会ってくれてありがとう

こんなにも与えてくれてありがとう


さよならなんて言わない