【好きな本】
泣いた本
笑った本
頭を使いながら読み進めた本
一気に読み終えた本
色々あるけど
小学校の教科書で読み
子供の読み物と思ってた
ショートショート
思春期に
たまたま手に取る機会があって
読んでみると
すらすらと読める文章の中に
小学生の時分には理解出来てなかった
ユーモアと意外性、ほどよい余韻
あれ?
こんなだったっけ?
何気なく開けたお菓子に手が止まらない
そんな感覚だった
あれから
随分時間が経った
そろそろ
読み返してみても良いかも知れない
自分の変化を確認しながら
【あいまいな空】
しもた
一日飛ばしちまったな
さてさて
空
降るのか降らないのか
晴れるのか晴れないのか
モヤッとする
さすがに自販機の前で
あたたか~いとつめた~いを悩む事は無くなったけど
昔
心奪われたとあるヒーローを思い出す
人体模型のような左右非対称な姿
典型的な日本人体型のアンドロイド
善悪を判断する回路が未完成のまま
完成した回路を手に入れ
人間に近付く事を目指すが
時に善と悪の狭間で揺れ動き苦しむ
しかしその姿こそ
人間ではなかろうか
みたいな事だったと思う
モヤッとしても良いとするか
【あじさい】
小学校の先生が
その色は土の成分で変わると教えてくれた
中学校の先生が
置かれた場所で咲きなさいと教えてくれた
当時
どちらも調べてみたりはしてないけれど
印象に残ってる
果たして今
此処に居る自分は何色に咲いただろう
ん?
蕾?
【好き嫌い】
好きはともかく
嫌いはなるべく減らしたい
もういい大人だし
いつまでもニンジン苦手
はちょっと恥ずかしい
パクチーだって
お店で食べたら美味しかった
問題なのは
人間関係の好き嫌いか
幸いな事に環境に恵まれて
大抵は好きに分類される
しかし苦手意識が勝ってしまう相手も居る
逆に居心地が良く頭1つ飛び出る相手も居る
きっとどちらも
距離感を少し間違えたら
壊れてしまう
その辺の
バランス感覚に長けてると自負し
むしろ核として来た
もういい大人の
お子ちゃま部分が見え隠れする
それはそれで
ちょっと恥ずかしい
頑張ってニンジンいっぱい食べたら
好きな物いっぱい食べれるルールだったらいいのに
とりあえず
ニンジン食べて
もう少しちゃんとした大人になろう
【街】
我が地元「町」はあっても
「街」は・・・
あった!商店街!
今はお祭りの日でもシャッターアートの群れだけど
子供の頃は
まだ活気があって
イベントなんかもよくやってた
高校の頃はまだお店やってたよなぁ
ウエダのブーツ見に行ったし
後に兄の友人として衝撃の再会を果たす事になる
パフェに異様にはしゃぐ
アホっぽい人を妹が目撃したのも
商店街の喫茶店だった
もちろんウエダだ
行動範囲が広がって来ると
少し離れた「街」に出かけるようになった
さらに都会にも行くようにもなった
ふと久しぶりに訪れた商店街は
すっかり変わってしまっていた
自分も行かなくなってたのに
少し寂しく感じる
勝手なもんだ