【岐路】


よく知らない所を散策するのが好きだ

土地、街、山、田舎道

右に進むか左に進むか

どちらも良く知らないから

適当に選ぶ

何かありそうな方

好奇心の湧く方

気分に合いそうな方

猫が通った方

何かに出会えたらラッキー

だけど

だいたい何か発見する

一歩道を違えたら出会えなかった発見に

少年心が満たされる




時に後悔する事もある

この道も

違う歩き方をしてたら

今のように君と会えなかったかもしれない

今の自分ではなかったかもしれない

お互いに話す内容も違ってたのかもしれない

まぁ良かったかもしれないと

この道を正解にしてくれた君に感謝

【世界の終わりに君と】


もしもその時を同じ場所で過ごせるなら

だらだらと気を使わない話をしていたい

今は少し離れてしまった君と

真剣な話も

他愛も無い話も

時に笑って

時に考え込んで

お互いの世界を垣間見ながら

終わる世界に

色を付ける

【最悪】


どれが最たるものだったか
思い起こしてみる


着々と

更新されてる事に気付いた


こりゃ


まだあるな・・・

【誰にも言えない秘密】


あの双子は

覚えてるかな

幼い我々の

秘密のあの日

【狭い部屋】


ゲームが好きだった

妹達と肩を寄せ合い

大騒ぎした日々が懐かしい


その頃には

常に持ち歩く事になる端末で

ゲームが出来るようになるとは

夢にも思わなかった


いつでも出来るし

もうコントローラーを奪い合う事もない

対戦相手も無限大だ


しかも

ゲームだけではなく

便利なアプリが目白押し

情報も記録も

予定も買い物も

連絡も行き先も


ごく稀に充電を切らしたり忘れたりすると

その依存度や

あの小さな箱の偉大さを思い知る

と

同時に

随分と狭い所に閉じこもってたな

なんて思ったりもする