[忘れられない、いつまでも]
とある事があり
思った事感じた事をノートに書きなぐり
それを深掘りしては書き
否定しては書き
無駄を削ぎ落としては書き
そんな事を繰り返して過ごす時期があった
あれから随分時間は経ったけど
あの時に触れた
確信めいた何か
その上に胡座をかいて
過ごして来た
感情に振り回される事もなく
卑屈になる訳でもなく
それで問題なくやれていた
あの日、不意にそれが崩れた
予想を遥かに越えた感情のうねりに飲み込まれた
驚いた
貴重な経験をさせて貰った
この感謝はきっと・・・
[一年後]
恐らくまた1つ歳をとってる
物忘れが増すに違いない
嫌な事を忘れられれば良いが
必要な事を忘れてしまうから困る
シワも増えてるかなぁ
白髪も増えそう
髪も増えればいいのに
体重は少し減って欲しいねぇ
もう少し大人になれてればいいけど
子供の時は
歳をとるだけで立派な大人になれると思ってたのに
前の一年は大きな一年で
まだ落ち着いてないけれど
一年すれば落ち着いてるかなぁ
どうか大人に慣れてますように
[初恋の日]
どれが初恋だ?
どっからが初恋だ?
遠い記憶を遡る
淡い想いなら
小学校?
幼稚園?
親戚のお姉さん?
あぁ
昨日の晩飯も思い出せないのに
そんな昔の事なんか思い出せるもんか
[明日世界が終わるなら]
明日!
明日はキツいなぁ
1ヶ月・・・
せめて1週間位は猶予が欲しかったぜ
そしたら
今まで携わってくれた人達に会いに行きたいけど
まぁ
そんな瀬戸際で訪ねて来られるのも迷惑な話か
なら
贅沢に食いたいもん食うか
でもお店も開いてないか
温泉も同じかぁ
やはり
最後くらいワガママに好きな人に会いに行くか
しかし訪ねて来る人も居るかもしれない
いっそ・・・
くらいの所で終わるに違いない
うむ
そうなった時に備えて
悔いなき日々を過ごしませう
[君と出逢って]
自分の意義を知った
自分の強さも弱さも知った
何気に使ってた言葉の意味を理解した
自分の傲慢さも浅ましさも知った
大人な自分と子供な自分に会った
寂しさも知った
腰も抜けたが
肩の力も抜けた
芯が出来た
と思っていた
そして今度は
君と出逢った