2024年2月12日。地元のイオンが閉店した。
三重県津市桜橋町で45年間の歴史を持つ店で地域の人々はその店を大切に思っていた。いや、今でも大切に思っている。
長い歴史のなかで、多くの人の成長を見守ってきた。初めてのアルバイトで緊張する姿、
小さいころ、母親についてきていた子供が
大人になり我が子を抱いて来店することも珍しくない。常に、地元の人々の生活に寄り添っていた。だから、あそこにイオンがあることを当たり前のように思っていた住人は多いと思う。閉店が決まったとき、まさかと思ったのは私だけではないはずだ。今更ながら、もっと行けばよかったと後悔している。
イオンによると、今後については未定で立地も含めて検討中とのこと。ただ、三重県の北の方面に新しく店舗を建てる案が出ていると聞いた。津からどこへいっても例え「遠くの街」でも私たちは三重県津市桜橋町にみんなに愛されているイオンがあることを忘れない。
誰にでも、秘密にしたいことがある。
私は、読書が好きだ。同級生に話すと、
嘘つけと言われるにちがいない。髪を染めて
制服を着崩していることを考えたら当然だろう。普段、それを隠すために学校では本を読まないようにしている。しかし、天気の悪い日には無性に自分の世界に入りたくなる。
だから、今日も放課後に人目を気にして図書室に足を向ける。
「物憂げな空」
世の中は、きれいごとばかりでできている。
「小さな命」あなたはこの言葉を聞いてどう思うか。多くの方は、命に大小はなくみんな大切と考えるだろう。しかし、世の中には逸失利益というものがありそれを問題視する意見は多くはない。逸失利益とは、事故の被害者がそれがなければ将来的に得られた収入のことを指す。そのため、同じ大学生でも医学生は医師になることを想定して他学部より慰謝料が多くなることがある。また、人々は多くの命を助ける存在になったかもしれないから当然と考えている。命に大小がないと主張するなら、逸失利益があることをどうして疑問に思わないのか不思議である。
毎日、尾崎豊の「I Love You」を聞いている。今、会社の同僚に恋をしている。
顔立ちが整っており、仕事ができ、だれ隔てなく優しい人だ。とにかく、自分にはもったいない人で告白をする勇気なんてない。
だからといって、諦めることはできない。それで、明日こそ告白するから勇気をもらおうと思い「I Love You」を聞くことにしている。
この曲のリピートはいつ終えられるのか。
毎日、同じことを思い朝を迎える。
去年、世の中を騒がせたゴシップを覚えているだろうか。某アイドル事務所の社長が、
所属しているタレントに手を出していたという問題である。そこから、業界最大手だった事務所を取り巻く環境は大きく変わった。
テレビ出演の見合わせや、所属タレントをCMで起用しないことを明言した企業もある。
今まで、毎日のようにメディアで取り上げられていた人が一瞬で姿を消したのだ。なかには、これを機に退所を決めた人もいる。
それ以上に、問題視されたことが私たちが
タレントを見る目が変わったことだろう。
業界最大手というだけあって、所属タレントはプロ意識の強い人ばかりだった。いつも、
どれだけ辛いことがあっても人前では太陽のような笑顔を絶やさずにいた。そして、みんなはそんな彼たちを嫌に思う人はいなかった。それが今や、あの子は被害にあったのだろうかと邪推する人が多くなってきている。
もう、アイドルとしての再起は厳しいだろう。
どうして、被害者がこんな思いをしなくてはいけないのか考えた方がいいのではないかと思う。