｢私達はずっと二人っきりだからね！｣
小さい頃、そう君と約束をしたのを覚えている。

その遠い昔の約束はなんと叶ってしまった！
ずっとずっと二人っきりだもんね。
冷たくなった君は二度と喋らなかったけど。

君の心の中の風景はどうなっているのか。
僕との思い出？それとも綺麗な景色？

｢…君との思い出しかないかも｣
そう笑っていう君の姿にまた惚れてしまった。
嗚呼…君は本当に僕を惚れさせるのが上手だな。

君達は本当に元気だな。
こんな暑さにも立ち向かっててさ。

僕も夏草になればこの暑さを耐えれるだろうか？
遠くで蝉の声が聞こえる夏。
そんな事を考える夏の出来事。

ずっとここにある。
ここの上にずっと置いてある。

君は動けなくなってしまったけれど
ずっとここにある。
骨だけになってしまった君も美しいよ。

私は無我夢中で知らない道を走った。
あの人に捕まったら殺されると思ってたから。

私が人に出会った時にやっと安心できた。
素足のままで走ったせいなのか
その場で倒れ込んでしまった。