skysugar

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10/16/2023, 10:15:22 AM

やわらかな光



窓の外は朝日に照らされた青空が広がっている

隣では君が穏やかな寝息をたてながら眠っている
その姿が可愛くて
思わず彼女の髪を撫でた
ゆ っくりと目が開き微笑んでくれる

その笑顔につられて僕も微笑む
「おはよう」と声をかければ
彼女もまた同じように言葉を返してくれた

やわらかな光に包まれた部屋は
僕たちだけの特別な時間

10/13/2023, 10:43:41 AM

子どものように

子どもの頃は、大人になるのが待ち遠しかった

あれもしたい、これもしたい、
こんな事がしたい、キラキラした夢がいっぱいあった

でも、今は違う
何か大事なものをなくしてしまった気がして
それが何なのかはよく分からない
ただひとつ確かなことは
すごくつまらない大人になってしまった

また無邪気に夢を見れるかな…
子どものように…

10/12/2023, 10:50:42 AM

放課後



三階の校舎からグラウンが見える
開け放たれた窓から
秋を感じさせる少し冷たい風が吹きぬけていく

運動部の生徒たちが走り回ってる
その様子を眺めながら
私は彼を見つめていた

「私を見つけたら手を振ってね!」
付き合い始めた時に一方的に交わした約束
照れ臭いから無理だと言った彼に
「じゃあ、いいよ」
私はむくれながら口を尖らせた

手を振ってくれないのは寂しいな…
そんな事を考えていたら
不意に彼がこっちを見て
照れくさそうに小さく手をふるのが見えた

その瞬間
私の心臓が波打って
嬉しくて口元が緩む
つい大きく手を振り返した
想い出の放課後

10/10/2023, 11:19:50 AM

涙の理由


頬を伝う涙
彼の後ろ姿がボヤけて見える

私の気持ちなんてこれっぽっちも考えてないよね

あなたの気まぐれな優しさが私を期待させるから

もう傷つきたくないよ
胸の奥が締めつけられて苦しくてたまらない…

「君の優しさが痛いよ
もうこれ以上、好きにさせないで」




10/8/2023, 11:11:52 AM

束の間の休息



大会に向けて厳しい練習が続く
辛く厳しくても
彼らの真剣な眼差しは曇ることなく
ボールを追いかけていく


長い練習の後
疲れ切った顔をしながらも
少年のように無邪気に笑いながらグラウンドを走り回る姿は
束の間の休息を楽しんでいるようで
自然に微笑みが零れる

仲間と過ごす時間が
一瞬一瞬輝いて見えて私には眩しかった

彼らならきっと勝てるはずだ…

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