そっちだ!
そっちだよ!
どっち!?
そっちだよ!
こうして僕らは2階の窓辺に座って、
あぐらをかいて暮らしていた。
それは肌寒い10月の頃だった。
忘れない。
僕はずっと忘れない。
どれだけ長い時間が経っても君のことを忘れない。
例えばそれはトイレの時、例えばそれは歯医者で検診中、
例えばそれは映画を見ている時、例えば試験中。
僕はずっと忘れない。
ゆいいつ忘れる時は僕が風俗に行っている時だ。
ヨコシマな気持ちの時だ。
それ以外は忘れない。
ずっと君のそばに。
バチっと感じた。
その瞬間にすべてが始まった。
ふわっと浮いたその瞳に君の全てが詰まってた。
バチバチバッチんバッチンチン。
バチッバチッ。
そうして僕らは終わりを告げた。
長い冬眠から春の訪れを待ちわびた。
あれほど嬉しい気持ちも久しぶりだ。
君と誓った。もうこれこれこれは出てこないけれど、これほど愛した人も、これこれこれではどうにもならない。
なんだかんだ言ったけれども、これこれこれだけは譲れない。
だから、君にはいつも無理を言ってるね。
これこれこれって言った後は決まってそうなる。
これこれこれがどれだけの力を持っているか、君はよく知っていた。
なんだかんだいって、そういうものなんだ。これこれこれってのは。
いつも君のことを思う。
これこれこれより。
徒然なるままに。
ただ、ただ、あてもなくゴールもなく書いている。
何かを探しているわけではない。
何かを探したいわけでもない。
意識がふっと抜けていくように、無重力なように、
ただただ、何かを書いている。
それが間違っているとか、正解とか、そんなことはどうでもいい。
意味なんてこれっぽっちもなくて、意味を求めるだけ無駄なのだ。
どこにいくというわけでもなく。どうというわけでもなく。
ただただ、そこに文字を並べている。
ただただ、並べている。
ただただ。。。