しとしと雨が降って
ひゅーっと風が吹いて
少しジメジメした梅雨の日。
ねえ、あなたは覚えてる?
…ま、覚えてるわけないかぁ
一年以上前のことだしね。
でもね、
その日は私にとって忘れられない日なんだよ。
あなたが笑った顔を初めて見た日。
あなたの笑顔が私の胸に突き刺さって、
あなたの笑顔が頭にこびりついて、
あなたを忘れたくないと思った日。
あぁ、あなたが愛しいと心から感じた日。
あの日あの場所で見せてくれた笑顔は
私を笑顔にさせてくれたね。
本当にありがとう。
大好きだよ。
だから
あなたと出会ったこの場所でまた、会いたい。
…ねえ、今更だけど
私から離れないでほしかったよ。
#4
子供が悩みのタネを吐き出すと大人はよく使うよね。
「一度は誰もがみんな通るもの。思春期。」
正直言うとね、そんな言葉で片付けないで欲しい。
でもきっと大人になるとさ、
私も周りの大人と同じように
この枠にはめてしまうんだろうなあ。
だって、楽なんだから。
ねえ、なのにこれだけ周りの目を気にしてしまうのは
枠にはまっていたいと、
楽をしていたいと、
心のどこかで思っているからなんだろうか。
誰かに理解を求めるのに、
同じが良いと願うのに、
人と違う自分に価値を見出したい。
特別でありたい。
これもきっと、誰もがみんな通る道なんだろう。
#3
「いつもなら普通に笑えるのに
カメラ出されると顔が引き攣っちゃう。
なんか、演技しろ!って言われてるみたいでさ〜」
あぁ、あなたが羨ましい。
私はカメラがないとうまく笑えない。
笑え!って言われないとね、笑えないの。
自然な笑顔で笑えてるあなたがどれだけ羨ましいか。
カメラだと顔が引き攣るあなたがどれだけ愛しいか。
ねぇ、あなたはさぁ、どちらが好み?
自然だけど奇麗だけど愛が篭っていない笑顔か、
不自然で不格好だけど、愛しかない笑顔。
きっとあなたならこっちを選ぶはず。
あなたに届け。
不自然で不格好なスマイル。
#2
あのね、あのね。
恥ずかしくて恥ずかしくて、
あなたが知っている場所にはどこにも書けないこと、
今から書くね。
あなたは私の愛しい人。
だからあなたに、なにかしてあげたいといつも思うの。
あなたは私が守りたい人。
だから何かあったら頼って欲しい。全力で守る。
そして、あなたは私のことを守って欲しい人。
何かあったら、私のことを全力で守って欲しい…
なぁーんて思ったり思わなかったり?
そう、ほんとに言いづらい。
もどかしい。
けど思い切って言うね。
恥ずかしがってなんか、いられないよね。
いつも、ありがとね。
#初投稿 #1