世界の終わりを飾ろうね

最後に一番可愛いかざりを

いつかまた会えるかな

一番星に祈ってみたり

綺麗な空は、最後の笑顔で

緑色の空を向けてくれた

ぎゅっと抱きしめたその身体

ひんやりしていて気持ちよかった

――サメの言うことにゃ、

君と

手を伸ばせば届きそうな青天井

気づいたら逆さまに落ちてった

暗闇の世界に沈んだら

明るいおうちへ帰りましょう

黒い場所から引き上げられて

また青の眩しさに覆われたら

愛する世界を謳って

また手を伸ばしてみよう

――サメの言うことにゃ、

空に向かって

無知であることの幸せは

知識を得る罪となる

4月の出会いと見知らぬ人は

4月までの一期一会

巡り巡った四季のつなぎ目

温故知新で得るものは新だけ

故を温めるには遅すぎた

だからまた繰り返す

――サメの言うことにゃ、

はじめまして

人生楽ありゃ苦もあると言えども、

分かってることは避けられない。

出会いと別れは一心同体、

出会いがあるから別れもある。

終わりがあるのは不幸なことか、

それとも幸福なことか。

少なくとも言えるのは、

再会もあるということ。

――サメの言うことにゃ、

またね！

吹雪が止み、やがて春風が降り注ぐ。

――サメの言うことにゃ、

春風とともに