3/23/2025, 3:44:01 PM
ブランコ漕ぐには調度良い日
虚ろな眼に走る子供
耳をつんざく声には傾かない
孤独を謳歌するゆりかごの上で
明けることの無い心は
陰りを酷く盲愛して
無い物ねだりを諦めて
希望なき明日に希望を抱いた
――サメの言うことにゃ、
曇り
3/22/2025, 11:52:21 AM
サンゴ礁のビル並ぶ砂浜
泡立つ住人は今日も必死で
何かに縋りながら働いて
コピーペーストの日々を流す
輪をねじって無限にしたとて
そのねじれの形は違う
綻びを見つけられたなら
また別の海へ旅立てるかも
――サメの言うことにゃ、
bye bye...
3/21/2025, 4:34:50 PM
綺麗な物を摂りすぎて
身体が純白に染まった
細々した思い出が
網より細かいジグゾーパズル
些細な写真も匂いが染み付いて
二度として忘れられない
――サメの言うことにゃ、
君と見た景色
3/20/2025, 5:32:43 PM
暗い道で離れ離れ
怖い思いをしながら再開
もう離れないようにと握りしめた
寂しい道も寂しくない
明かりが見えて安心がやってきて
見えない相手も頭を撫でる
明るい場所に出てきたら
握りしめてた手袋はすとんと落ちた
――サメの言うことにゃ、
手を繋いで
3/19/2025, 10:03:43 AM
幼い日のトラウマが蘇る
人が溢れた孤独の中に
自らか、なにかの意志か
はぐれてしまった
不安な気持ちは強い感情
染まりやすい幼さに
強烈な感覚をもたらして
安寧を欲した
――サメの言うことにゃ、
どこ?