12/3/2024, 11:05:34 PM
晴天の星空を見上げても
星の名前を全て知らない
駅にいる人を見ても
その名前を知らないのと同じ
人生は一期一会と言えど
名前を知ることはさらに少ない
無限大の世界の中で
その名前を知るためにも
――サメの言うことにゃ、
さよならは言わないで
12/2/2024, 3:16:04 PM
0に対する1の様に
正義があるから悪がある
Nと反発するためのS
左右どっちか東西横断
小数点の世界に無限の孤独か?
中立のままでなんかいられない
どっちでもいい、着いていくだけ
自分の信じる道を、真っ直ぐに
――サメの言うことにゃ、
光と闇の狭間で
12/1/2024, 3:41:18 PM
近くて遠い騙し部屋
心の底は箱の角
閉じても開いても同じ幅?
1ミリが左右する世界
有効射程は自分の後ろ
狙いを定めてストライク
押して引いての防衛戦
物差しで測る策略
――サメの言うことにゃ、
距離
11/30/2024, 11:26:07 AM
慈愛に満ちた理不尽さ
言われる筋合いなんてない
怒りを込めた謝罪の言葉
真摯な態度で暴走中
残酷なほどに喜劇な道
寝ても醒めても高笑い
高鳴る胸を耳に見えさせ
やまびこ聞こえた山頂で
――サメの言うことにゃ、
泣かないで
11/29/2024, 12:23:19 PM
はるばる遠くに行った気持ち
淡いピンクな思い出たち
懐かしく思えるあの暑さ
煩わしくてもまた恋しい
飽きもせずに季節は変わりゆく
泣いても笑ってもまた昨日
白い床の上で喚き散らす
また会えると信じて
――サメの言うことにゃ、
冬のはじまり