7/20/2025, 12:46:33 PM
今年で結婚して7年
君は変わらず笑っていたね。
僕が初めてプロポーズしたあの日を覚えているかな。
小学生のときのことだよ。あの時は笑顔で振られたよ。
さらに中学生のときには告白したけど、彼氏がいてさ。
高校生になってやっと君と付き合えた。嬉しかったなぁ。
初めてのデートは花火大会だったな。浴衣姿すごい綺麗だったよ。
すごく幸せな人生を送っている気がしたよ。
大人になって初めてのプロポーズを君はすぐに受け止めてくれた。
結婚してすぐ妊娠もわかって。
ただ今の後悔は君を救えなかったことだよ。
事態が急変して君は僕の手には戻ってこなかった。
ただ君に似た女の子の赤ちゃんだけが僕の手に来た。
この子を憎んだこともあった。でも、君が残してくれた最後のプレゼントだと受け取って、今を生きているよ。
今日で一周忌だね。君の分までこの子とたくさんの思い出を作って生きていくよ。
だから僕の帰りを気長に待っててね。
そういえば、この子の名前は、
「幸」
7/20/2025, 2:22:56 AM
広い広いホール。
私は楽器を手に椅子に座る。
緊張感が高まるホール内。
楽譜を広げて注意された所を見直す。
このコンクールは私にとって最後のものになる。
なぜだか悲しくて、この景色をずっとみていたい。
先生が指揮を振る。
そういえば、私は二拍で入るの苦手なんだよね。
よく先生に言われたな。
そんなことを思い出しながらも無事に入ることが出来た。
そういえば楽器は小鳥を連想しながら吹くといいらしい。
前はよくわからなかったけど、今ならわかる気がする。
あぁ。私のソロがくる。いやだな。きらいだ。高音。
一か八かのこのフレーズ。
なんでこの曲を選んだのだろう。なんで先生は私に任せたのだろう。
もう考えても遅い。
響け。私の音。"飛べ"私の美しい小鳥たち。