狗尾草

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8/20/2023, 2:14:21 PM

いつもの帰り道
じゃあ またね
ぼくたちはいつもそう言って
別々の道で家まで歩く

いつまでも変わらなければ
そう願ってしまうのは
ぼくがまだこどもだからかな

いつもの道でいつもの他愛ない会話
くだらないこの時がぼくの宝物

きみは気付いているかな
きっと気付いているよね
きみはぼくよりおとなだから

いつもの道でいつもの他愛ない会話
くだらないこの時が
いつか思い出になることを

でも最後までぼくたちは
じゃあ またね
そう言って別々の道を
歩んでいくんだろう

きみとぼくはいつまでたっても
じゃあ またね
そう言える仲でありたい

じゃあ またね

8/20/2023, 8:13:34 AM

ちょっと荒れそうな予感

なんか雨が降りそう
アスファルトに落ちる音

なんか雷が鳴りそう
遠くで轟く荒々しい音


太陽が出てきた
ムシムシした匂い
キラキラした滴

蝉の合唱がまた始まる

8/19/2023, 12:16:17 AM

今どんな顔をしているのだろう
笑ってる 泣いている
呆れてる 怒ってる

きみの顔はわかるのに
ぼくの顔はわからない

今どんな気持ちなんだろう
楽しい 悲しい
嬉しい 辛い

ぼくの気持ちはわかるのに
きみの気持ちはわからない

きみの目に映るぼくの顔
ぼくの耳に聞こえるきみの声

独りじゃわからないことも
きみといればわかる
ずっとそんな関係でいたい

8/17/2023, 12:49:42 PM

進むたび こぼれ落ちてゆく
掴むたび すり抜けてゆく

どんなに欲しても きりがない
どれだけ望んでも あきがこない

大切に仕舞ったつもりで
いつの間にかなくなっている

ポケットに穴があいているのか
アップリケを縫いつけたはずなのに

何度も捨てたつもりの希望だけは
ずっとずっと纏わりついている

8/16/2023, 3:14:20 PM

お腹は満たされず
安心して眠られず
暖すらとられず

生活の足しにならないもの

どんなに取り巻く環境が変わろうと
どんなに他者から批判を受けようと
どんなに窮地に追い込まれようと

これさえあれば笑って過ごせる
自分が自分であるために必要なもの

時には変容を受け入れて
執着しちゃいけないよ
自分勝手なぐらいがちょうどいい

肩の力を抜いて
誰も見られない 心の中で胸を張れ

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