物憂げな空だ、と雲ばかりで薄暗い空を見て思った。
前日の予報通り雨が降っている。
雨の中出かけるのは少々面倒くさいが、雨を見ることはむしろ好きだ。
土砂降りを除いて、雨粒が傘に当たる音や振動は心地いい。車のライトに照らされて浮かび上がる水滴はライトアップみたいで綺麗だし、窓についた水滴はいつもよりものや色を大きく見せてくれる。
喧騒のない静かな世界に浸れることのなんと贅沢なこと!
自然の脅威は当然恐ろしいが、それ以上に恩恵を与えてくれていると思う。
周りをよくよく観てみると、小さな命がそこかしこにいる。
植物、昆虫、動物と大きく括れてしまう、でもひとつひとつそこにある命として、生を全うしている存在がそこかしこに蠢いている。
ちっぽけかもしれない、でもそれぞれたったひとつしかない命。この命をどうするか。あの命をどうするか。
そんな権利、人間にありはしないのだけど。
【love you】とだけ書かれた紙を拾った。
端っこが破れていたから、当てはまりそうな主語をいくつか見繕って、ダイヤルカレンダーみたいに気分でカスタマイズできるようにしてみた。
今日もカレンダーは、誰かから僕への愛を示している。
…後ろに【too】も付けてみようかな。
太陽のような人。
あの人を一言で表すなら、私はそう答える。
集団の中心人物で、皆を引っ張ってゆく、エネルギーに満ちた人。
私にも手を差し伸べて、その光の内に入れてくれる人。
眩しくて、目を灼かれてしまいそう。
きっとあの人に焦がれたら、蝋の羽は溶けてしまって、
あの人がいない、冷たい世界に戻ることになるのだろう。
0からの一歩は、むつかしい。
何もない0からのスタート、というのはまぁ、最底辺にいるようなものなので伸び代しかないのだが、その"伸び代"はどこまで伸びるか。こればかりは自分次第。
昨日あったやる気が今日も続くのか。明日も明後日も、1週間後も1ヶ月後も1年後も、その先も続くのか。
そんなことを考えたって仕方がないのだけれど、仕方がないことはわかっているのだけれど、どうしたって考えしまうのだ。
そうしてまた、"違うかも"と目を背けるのだ。