あなたの声はとても優しくやわらかい。
声を聴くと安心するし、どんなにつらいことでも乗り越えられる気がする。お互い何気ないことで笑いあって時には喧嘩もした。色んなことがありながらも、この先の長い人生まだまだ一緒に過ごせると思ってた。でももうあなたはいない…あの優しく包み込むような声も無邪気な笑顔ももうここにはない。残るのはあなたがいないいつも通りの日常だけ…もっとたくさん話しておけばよかった、写真をいっぱい撮って一緒に過ごせる時間をもっと大切にしておけばよかった。あなたがいた頃の想い出が波のように押し寄せてくる。どんなに後悔しても苦しくなるだけ。残酷なことに現実は変わらない。でも
毎日泣いて過ごすことをあなたは望んでないだろう。だから私は歌をうたう。あなたがいなくてもちゃんと生きてるよ!いつもありがとう。これからも見守っててねという想いをのせて…
たくさんの人に向かって届けたい想いもあれば、大切な人ひとりに静かに優しく伝えたい言葉もある。大きな声で伝えたからといってそれがいいのかどうかは分からない。声の大きさと気持ちは比例しないと私は思う。大勢の人の前で言葉を発する勇気も確かに必要だ。でもいつも身近にいてくれる親、家族、恋人…いつでも伝えられると思ってしまうからこそ今!どんなに親密な関係であっても、一緒に過ごせる時間には絶対に限りがある。最後の別れの時に後悔少なく、今までありがとうと心から伝えることができるように…日頃から自分の気持ちに正直に、そして誠実さを持って人と関わっていくことが大切なのかもしれない。
ふと、未来のことに思いを馳せると不安になる夜がある。でもこの作品を書いている今も時間は進んでいて確実に未来へと繋がっている。日々色んなことがある中で、よく分からないもやもやに飲み込まれそうになることもあるだろう。でもそんな時は思いだしてほしい。大切なのは「今、この瞬間」に目を向けること。会いたい時に会いたい人に会える、あったかいご飯を食べれる当たり前のことのように感じるようになってしまったのはいつからだろうか。いつまで心から笑ってましたか?泣きたい時に思いっきり泣けてますか?胸に手を当て深呼吸をしてゆっくりと鼓動を感じてみてください。「決して当たり前じゃない幸せ」に気づけたあなたは、今からでも遅くないです。「ウキウキな朝も憂うつでどんよりした朝も生きて始めることができる」これは本当にかけがえのない奇跡だと私は思います。明日終わるかもしれないという恐怖を感じることがありながらも、あなたにももちろん私にも「命が続く限り生きていく権利」があります。ただ、幸せ多い人生となるか涙に濡れた悲しみ多い人生となるかそれはあなた次第です。与えられた命を心から大切に、敬意を持って一日一日丁寧に過ごしていきましょう。
目に見えないからこそ大事に優しくしなきゃいけない。強いばっかりじゃないから時にはしっかり休ませてあげることも大切。生きてるとうまくいくことばかりじゃないけれど、自分の気持ちに嘘をつかず正直にまっすぐ過ごしていきたい。あなたは日々ココロをすり減らしていませんか?まだまだ頑張らなきゃって張り詰めすぎていませんか?振り返ってみてください。そして今までの自分の頑張りをしっかり認め、癒してあげてください。
人のぬくもりで幸せを感じる人、日々の小さな楽しみを作り幸せを感じる人。一人ひとりあると思います。自分の機嫌を自分で取り、心を満たすことはとても大事。そのあとは満たされた気持ちを他人に向けてみること。自分自身が幸せであれば、周りにも優しい気持ちで接することができるはずです。今そっと胸に手を当て考えてみてください。幸せな気持ちを自分の心だけに留め日々生きていくのはちょっともったいないことだと思いませんか?出会ったことのない人がたくさんいるこの世の中ですが、だからこそ少しでも暖かく幸せをシェアしながら生きていくことが「性別や国籍の枠を越えみんな平等に存在する権利がある」ということに気づくきっかけになるのではないでしょうか。どうしても私たち人間は自分のことばかりを考えてしまいますよね…決してハッピーではないニュースがたくさん流れている毎日ですが、他人事として捉えず冷たい言葉や視線の先に言葉では表しきれないつらい思いを抱えている人がいることを忘れず、「他の人は見て見ぬふりをしても私だけは優しく手を差しのべよう」そういう心持ちで過ごしていけたら素敵ですよね…一日も早く世界中に幸せの輪が広がり周りの人のハッピーを聞いて自分自身もワクワクした気持ちになれるような、そんな穏やかな世界になることを願っています。