NoName

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8/25/2024, 4:46:59 PM

あのこと私はいつも向かい合わせ、
楽しく笑って悲しく泣き合う。いつものときもあればたまにのときもある、 
でも次第に向かい合うことがなくなる、泣きあうこともなくなり
笑い合うことさえなくなる。
私は焦った、終わってしまうかもしれない、
もう向かい合うことも、見合うことも、
あの子の隣は知らない男子。
ねぇ、そこは私のだよ、 
 そう言いかけてまた閉じる。
辛い 苦しい、
 いいな いいな いいな いいな いいな いいな。
私は向き合う、あのこのメッセージを追って。           
どうして?
前のように向かい合えないの?
あのとき笑い合って泣き合って、そして。
  あなたの背中に触れて押した。
もしかしたらいつもが無くなるかもなんて、
うっすらしか思わなかった。
    
    思わなかったんだよ

いつでも声はかけれた、 メッセージも送れた、
 でも私は あなたを追うことしかできなかった。
 
  あなたの跡を追うことしかしなかった、
          
           私は、      





         覚悟できなかった。




       あなたは覚えているかな、
       あの日送ったメッセージを、
   緊張と恐怖で冷や汗が止まらなかった私が、
    貴方の返信を見て泣いてしまったことを。
      身構えていたのがバカみたいな、
        あなたの気の抜けた言葉。
     結局あなたの隣はすぐに空っぽになった、
      呆気なく空いたその空っぽの隣を
       私は見つめて貴方と見合った。
       今のあなたは前と全く同じ
   けれど私は貴方と向かい合うことはしなくなった。

    これからは背中を合わせて笑い合おう?

             
            心友。


親友と心友
                       さつき