11/14/2024, 12:42:32 PM
秋風というにはちょっと気温が低すぎたので、視覚的に秋の割合を増やしてみた。栗と、ぶどうと、柿。食べ物ばっかりじゃないと言われたから、もみじと庭に咲いてたコスモスも。
これだけあれば、あの風も秋を運んでるのを思い出して、ちょっとは冬の淋しさを後回しにしてくれるんじゃないかな。
2/10/2023, 6:26:16 AM
記念日だからってわけでもなく、なんとなくあの人に渡したくなって、花屋に駆け込んで買った花束。
帰るうちになんだかだんだん恥ずかしくなって、でもやっぱりやめたなんてしたくなくて、結局顔も見ずに無言で押し付けた。
あとから、やっぱり顔見とけば良かった、と後悔した。
ありがとう、って、あの人の声が、あんまり優しかったから。
2/6/2023, 11:28:30 AM
予定外の「しなければならない」が一つでも増えると、その日は他の何もかもができなくなる。それが前向きなことでも後ろ向きなことでも。
今日もまた「しなければならない」が無理矢理割り込んできた。頭の中で完璧に組まれていた予定がガラガラと崩れる。脳がぐちゃぐちゃになる。何をすれば良いのか?分からない。とりあえず、と手を伸ばすことすらできない。
もはや、ただいたずらに進む時計の針を眺めるほかないのだ。
2/3/2023, 12:59:43 PM
1000年先も愛しているわ、と彼女は言った。
つまりは例えば5年後に愛がなくなったとして、1000年後にまた愛しいと感じたなら嘘つきにはならないよな、なんて馬鹿らしいことを考えながら、僕もだよ、と答えた。