12/1/2025, 2:24:16 PM
氷点下の夜 空を見上げる
星も氷みたいにカチコチになるのかな
お肉みたいに凍って鮮度が保たれるのかな
私が好きなあなたも 凍ってしまえばいいのに
冬の空 一番輝くシリウスは
一万度で燃えていることを知った
君が変わりゆくことも
受け入れようと思った夜だった
[凍てつく星空]
10/6/2025, 12:44:53 PM
誰にも傷つけられたくない葉を
私の手で燃やした。
延命させたかった葉っぱは
原型を留めず肥料となるだろう。
それでもいいと笑う
葉が燃えている。
[燃える葉]
10/2/2025, 12:30:11 PM
自分のことは自分でやりなさい
だからそうしてきた
他のきょうだいのもとで
バタバタと聞こえる親の足音
どうしたら私にも駆け寄ってくれるのかな
そんなことを考えながら遠くの地で
忘れられながら今日も生きている
秋晴れや 空に羊の 親子かな
手を振り払われ 秋雨となる
[遠い足音]
9/17/2025, 3:16:53 PM
解けないように 千切れないように
願いを込めて君の靴紐を結ぶ
君のために 君だけのために
【靴紐】
8/16/2025, 3:30:36 PM
星が掴めそうなくらい高い山
そこにポツンと立つひとつの墓石
お盆のとき、行き帰りが楽だからって
ご先祖さまが立てたこの場所
駅チカみたいな感覚で決めるなよと心の中で突っ込む
あ、これも聞こえちゃってるかも。
【遠くの空へ】