“ルールは守りなさい”
姉ちゃんのかつての教えの1つ。
人様に迷惑をかけないためっていうのも1つの理由だったと思うけど、姉ちゃんがこの教えから本当に知って欲しいと思ってたのは多分、これから自分が苦しまない様にルールは守れと言ってたんだと思う。
ルールを破って、人生のレールから外れた人を見るのはそう珍しいことでも無いと思う。
ニュースとかで観るでしょ?逮捕とか。
ルール破っちゃうと、ああなるんだから。
でもなあ…でもさあー、姉ちゃん。
ルール守っててもしんどいよ。
どうすれば良いんだろうね?
ルール破れば苦しんで、ルール守れば囚われる。
もう一度、イチから教えて、お姉ちゃん…
この気持ちが、たとえ間違いだったとしても。
貴方を想う事で苦しくなったとしても。
貴方が私以外の人間と幸せそうに息をしているのを見て、嫉妬の熱に焦がされそうになったとしても。
たった五文字の言葉を伝えたい。
のに、伝えられない。
私と居るより幸せそうに笑うから。
私の方が相応しいと主張したいのに、貴方があまりにも幸福に満ち溢れているから。
わたしの方が、好きなのに。
ずっと、ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと。
あんな奴よりも、愛している、のに。
何ももう望んだりなんかしないから
もう二度と、自分の手の届かない希望に縋ったりなんかしないから
もう、何もいらないから。
それでも、誰よりも純粋で綺麗で優しい人達の首に手をかけようとするならば。
相手が神様だろうがその喉元を噛みちぎってやる。
え?もしも未来を見れるなら?
ん〜〜〜〜そーだなあ………。それって空想の未来のお話でも良いの?
…ダメか!そりゃあねー、現実の今からの未来じゃないと未来って呼ばないもんね〜〜〜…。
…ん〜、じゃ!見ない!これアリ?アリなの?!笑
だってねえ、見たらあれだもん、結末変えたくなっちゃう。
そしたらなんか歪みそうじゃない?未来の結末。
決められたこと抗うのってさ、それ正規ルートに行けなかったりもするよね。
こう…なんて言うんだろう、これからの1個とか1歩に多分ちゃんと意味あるからさ。
正直なところ、これからの未来なんか見たって本当に望む未来は一生、視えやしないからねぇ…。
“色のない世界ってどんなんなんっすかね〜〜?
寂しいのか…はたまた無色の世界でしか得れない温かさってモノがあるのか…
無色ってそもそもなんのこと指した言葉なんすかね……???
シロクロの世界とは多分、訳が違うんすよね?多分っすけど。
それとも、赤とか青とかの認識が出来ない世界のことを無色の世界って言うんすかね?”
まあ、こんなこと誰に聞いたってもう教えてくれやしないんすけどね。