大冒険の始まりだ。
どこへ行こうか。
悩んでいる時間は楽しい。
いざ、向かおう。
出発する時は少しだけ、不安。
でもやっぱり楽しい。
『さぁ、冒険だ』8
「100%の愛」
百本のバラの花言葉らしい。
百本で100%の愛なら、一本だと1%分、
千本であれば、1000%分の重たい愛。
沢山あればあるほど良いわけではなくて。
一本の花に100 %、それ以上の愛を押し込めて
渡してくれたら嬉しいな、
なんて思ったりする今日この頃。
『一輪の花』7
小学4年生の頃、トイレの窓ガラスが割られる事件があった。割った犯人について何か知っていることはないかって先生は聞いたけど、誰も答えなかった。
犯人は見つからないままその日は終わった。
帰りの時間が遅くなっただけだった。
その時は、嘘をついている人や隠し事をしている人がすぐに分かるような魔法が欲しいと思った。
中学生の頃は、給食当番で汁物やサラダをつぐことが苦手だった。
もうすぐすべての皿に盛り終わるという時、量が足りなくなって焦ったり、逆に余り過ぎて残ってしまったり。
だから、その時はクラスメイトみんなの皿に、平等におかずを分けられる魔法が欲しかった。
そしたら、無理して給食をおかわりさせられる人もいなくなると思った。
『魔法』6
今までに、綺麗な虹は数回見た。
それはいつも、母と一緒の時だった。
いつかの将来、隣にいるであろう大好きな彼と一緒に見たいなぁ。
『君と見た虹』5
部活終わりの、暗い学校の帰り道。
空を見上げると光る星を1つ見つけた。
指を差しながら、帰りが一緒の友達に「一番星」って自慢げに言ったら「あそこにも星あるよ」って返された。今日は月は見当たらなかった。
星は、沢山の人から綺麗って言われる。
私も綺麗って言われたいから「星になりたい」って零したら、「呼吸できないよ」って返された。たしかに。
『夜空を駆ける』4