11/29/2022, 4:46:05 PM
そろりそろり、肩を並べて座るあなたに伸ばした手が触れたとき、冷たくて驚かせてしまわないかな。今日の楽しかった出来事を楽しそうに話すあなたを見ればつられて頬がゆるんだ。もう少しで指が触れる。ばちっ。小さな破裂音で話が途切れて、息を飲む。おそるおそるあなたの表情をうかがえば、子どもっぽい意地悪な笑顔と目が合った。「びっくりしたね」
// 冬のはじまり
11/28/2022, 7:09:26 PM
隣のきみと話すことなんて今みたいに日直の当番が回ってきた時しかないっていうのに、そんなにすました顔で日誌をすらすら書き進めないでよ。ああでも、きみを黙って見つめてるだけの僕に気付きもしないで夢中になっちゃうそういうところが好きなんだよな、なんて。
// 終わらせないで