揺れる羽根


道を歩いていたら
鳥の羽根が落ちてた

羽根を拾って
見てみたけれど
ただ 風に揺れてるだけ

そっと 地面に置いた

人間も鳥みたいに
空を飛べるといいのにな
誰もが 一度は そう思ったことが
あるはず

羽根の持ち主が気になって
僕は…空を見上げた

眩しすぎる空しかなかった

秘密の箱


箱の中にたからものを入れた
おかあさんには ないしょ

見つからないところに
おいておこう

この箱には たからものを
どんどん入れていくの

わたしが おばあさんになって
天国へ行ったら
だれかが あけるかな

そのときには
ひみつじゃなくなるね…

無人島に行くならば


食料と本を持って行く
スマホが必要ない1日を過ごしてみたい

一晩過ごして
朝になったら家に帰る
だって…誰もいない無人島は
やっぱりさみしいと思う

秋風🍂


夏の暑さであんなにうんざりしてたのに
あっという間に涼しくなった

生暖かくない 寒すぎることもない
涼しくて気持ちいい風が吹いている


だから…君に会いたくなったんだ

予感


｢お互い30歳になっても結婚していなかったらまた会おう｣
高校の卒業式で そう約束した

12年ぶりだな…
待ち合わせの時間まであと少し

きみはきっと
｢久しぶり～！相変わらず眠そうな顔してる｣って
言うんだろうな


2分後…

｢あっ！お待たせ～
久しぶりだね！相変わらず眠そうな顔してるね｣

ほらね
当たり！