教会に並べられたキャンドルをただ静かに見る。
今年もクリスマスが来る。あと私の誕生日。
誰かに誕生日を祝って欲しくて、
でも家族じゃなんだか物足りなくて、
自分を特別に思ってくれる人からの
「おめでとう」って言葉が欲しいだけなのかもしれないし。
私ってつくづく欲張りでめんどくさい、
クソみたいな人間だなって思い知らされる。
別に誰からもそんなこと言われてないし、
こんなこと考えてる自分もあほらしい。
あーもうめんどくさい。やーめた!
お題〈キャンドル〉
大好きでしょうがなくて、
いるはずもないけど探してしまう。
君は今どこで誰といるのだろう。
現実を直視したくなくて目をそらすけど
現実味のない妄想じゃ満たされないこの心は
あなたでしか埋めることはできないのだろう。
クリスマスの鐘が鳴り響き、静かに雪が降ってゆく。
お題〈鐘の音〉
静まり返った病室にはたった2人。
僕の目線の先には、痩せこけて元気の無い彼女がいた
「今日も来たの?たまには休んでもいいのに。」
僕は毎日彼女の病室にお見舞いしに来ている。
「僕が来たいから来てるんだよ。休むつもりは無いです。」
「…頑固だなぁ」
こんなありきたりなやり取りも
もうあとどれだけできるのか分からない。
これは、この病室で始まり終わる
ぼくときみとの物語
お題〈病室〉
みんなと喋ってても、楽しくない。
今喋ってるこの子も、目が笑ってないし楽しそうじゃない。
嫌だ、いやだいやだ…
みんな私の事悪く言ってるんだ…
もう、周りの目を気にするのも嫌になっちゃったんだよ
だから、私はからに引こもる。
「お願い出てきて」
聞こえないふりをして-
お題〈だから、一人でいたい。〉
「あ」
学校の帰り道、お祭りの看板を見つけた
お祭りと言えば浴衣だよな…
みんなが着てなかったら嫌だな…
とか一瞬思ったけど、後ろで声が聞こえた
「お、祭りやるん。○○はお祭り行く?」
「多分行く、絶対行く」
どっちだよって突っ込みたくなる気持ちを抑えて、
密かに喜んでいる私がいる。
絶対浴衣着る。ドキドキさせる!!!!!
さあ、お祭りまであと5日。
お題〈お祭り〉