隠された手紙
ふと部屋に押し込めて置いた手紙箱を開けてみた。
たくさんの手紙たち
シールの交換をしていた可愛らしい手紙
他人の便箋を再利用して内容もなんだか物騒な手紙
私も愚かな小学生だったことを思い出す。
子供は残酷だ。手を出さなければ良いと思っていた。
お互いひどいやつだった。
本を読んでいた時は穏やかな時が流れた。
彼らに会ってからそんな日々は消えて
グループ　おしゃべり　集団行動
3人組に分かれてしまうと大変だ
機嫌が悪けりゃハブられる
そして1日経った後に
「むししてごめんね」
そんな紙切れが渡される
そんなもの焼却炉に入れればよかった。
それでも私は取っておく
人を突き放してしまう自分だから
醜悪な紙切れたちを戒めとして
優しくありたい

バイバイ
家を出るにあたって部屋を片付ける
小学校、中学校のプリントの山
別になんの思い入れもなかったのに
一枚一枚感謝を書き込んで古紙の袋に入れた
なぜだか涙が溢れた。

旅の途中
どこに行くのかもわからない
ただ納得できなくて
前に進みたいと願い
歩く歩く
焦燥感に駆られて

まだ知らない君
麻雀に興味があるらしい
サークルに入るらしい
そこではどんな顔をするのだろう
どんな話をするのだろう
私は君のこともう少し知る努力をすればよかったな

日陰
ぼやぼやしてると日陰取られちまうぞ！
時すでに遅し、駐車場は綺麗に日陰のところだけ
うまっていた。