天国と地獄
自由だ!どんな時間に寝てもいい。
腹の探り合いは無くなった。
もう魔王はいない。誰も僕のことなんて知らない!
たくさんの挑戦を!たくさんの経験を!僕はする。
化かしあって苦しんだ。ペアになれない集団行動は
まさに地獄であった。伝えられないもどかしさ、
己の愚かさ、生きる希望などなかった。
しかしあの地獄があるから解き放たれた自由がある
ここは天国か。分からない。
ただ僕は生きる。
月に願いを
小さい頃夜寝る前に自室で月を見るのがすきでした。
可愛いイラストとともに
おまじないが書いてある紙が流行っていて
信じてはいないけど
月を見てロマンチックだなぁと思っていました。
高校生の頃自転車で下校しながら
月を見るのも好きでした。
今は一人暮らしで月は部屋から見えません。
月が恋しいので夜の散歩しながら
月にお願いしてみようかしら。
また夜風を浴びながら月が見れますように。
降り止まない雨
雨の匂いは好きだ。雨の音も好きだ。
ただ登校するときに雨なのは嫌。
きっと雨が降り止まなかったら太陽が恋しくなる。
傘をさして公園にでも散歩に行こうか。
あの頃の私へ
余裕がなくて
希望が見出せなくて
どうしようもなかったよね
でもね、大学まで待ってごらん。
自由だ。魔界ともおさらばして
色んなことに挑戦できる
貴方のことを知っている人なんて
誰も居ないのだからたくさん経験を積めるよ。
だからたのむ生きろ。
逃れられない
中学生の頃から大人になりたくなかった。
先輩になりたくなかった。
肩書きだけが大きくなっていった。
高校に行ってもやっぱり先輩になりたくなかった。
中身が大きくなれない。大人になれないから。
将来の夢をきかれるのが嫌いだった。
僕はこのままで良かったから。
大学に入学して、今まであった制約が無くなった。
美味しいご飯は約束されないけれど、
自由だった。
このまま勉強も趣味も充実させて
楽しい時間を過ごしていたい。
大人になるのは逃れられない。
それがとっても苦しくなる時があるけれど
まだこの自由が終わるまでは生きてみようと思う。