「 この道の先に」
この道の先に、何があるのだろう。
この道の先へ行かなかったら、私の未来は
どうなるのだろう。
このまま進む、引き返す。
それとも第三の道を探す、 誰かに助言をもらう。
今の状況が楽だから留まる。何もかも分からないから、立ち尽くし その場にうずくまる。
時は残酷にして平等。時は止まらない。
選択を否応無しに迫る。
心は進みたい、けど体は歳をとる。
自由が少なくなる。
体と心がイコールではなくなる。
後悔と老いが自分を蝕まないうちに、心と体が動く内に、 この道の先を決めよう。
「日差し」
日差しは今とても嫌われている。
特に女性に嫌われている。
今は夏だから、CMは、日よけ日よけ 日よけ。
日差しを甘く見てはいけない。
日差しはお布団をあったかくしてくれる。
洗濯物を乾かして、除菌もしてくれる、ありがたい存在なのだ。
私は 1日1回、1分ぐらいは日差しを浴びている。
何かしら私にいいものをくれる気がするから。
そのせいかは分からないが、私は流行の病気に一切かかってない。
「夏」
ギラギラした太陽、プールの匂い。
真っ黄色なひまわり、小学4年の夏。
手のひらを太陽に向けて、私はこの夏を一生忘れないと心に決めて何十年。
今は、プールにもどこにも出かけず、汗水垂らして働いていても、その時の太陽の暑さだけは忘れない。
「 ここではないどこか」
ここではないどこかに行けば、私は今よりも
幸せになれるのだろうか。
まあ今現在の私たちは、いろんなものに縛られるから、今、踏ん張って頑張っている。
「君と最後に会った日」
君と最後にあった日は、何もなく普通だった。ただ、最後の最後の別れは違った。
ほんのちょっとの違和感。
何か言わなくてはという使命。
でもどう言えば分からず、 別の言葉で友と話す。
その日はその時で終わり、別れ、数週間後に
友が死んだ。
別れも出会いも、ほんの一瞬。
違和感だけが記憶に留まる。
あぁもしも次があったなら、
違和感を放置してはいけない。