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12/4/2024, 11:09:49 AM

「蝶々なのか人なのかって話」
「あれでね、ちょっと思ったの」
「私とこんなに気の合う君こそが」
「私の現実で」
「今の私がただの夢だったらって」
「ね、」
「夢ってさ、びっくりしたら覚めるよね?」

‹夢と現実›

12/4/2024, 11:03:19 AM

「病は気から、言霊信仰」
「言葉と気持ちってとっても大事」
「だから、これはとっておきのおまじない」
「君に贈る重ったい呪い」
「潰れずに解かずに持っていて」
「『    』」

‹さよならは言わないで›

12/3/2024, 9:31:57 AM

昼と夜
悪と正義と白と黒
曖昧グレーを
君だけが嫌う

‹光と闇の狭間で›

12/2/2024, 12:58:07 PM

画面の向こうは触れられない
鏡の向こうは触れられない
物語の向こうへ触れられない
硝子の向こうへ触れられない
だから伸ばされた君の手も
当然のように空を切る

‹距離›


失くしたものは戻らないし
壊れたものは直らないし
死んだものは帰らないから
だからいい加減そろそろさ
ちょっとくらい忘れなよ
怒ったりしないからさ
……嘘だけど

‹泣かないで›

11/30/2024, 8:29:16 AM

近年とみに秋が短いと君が憂う
一月半程前まで半袖を出していた君
近年とみに夏が長いと君が憂う
一月半程前には羽織を出していた君
二人でもこもこ身を寄せ合うから
過ぎ去った季節の残滓に火を着けた

雪はまだ降らないようだ

‹冬のはじまり›


たまには甘えたくなる時があるし
きっちり叱られたい時もある
温もりが恋しい日も
帰れるからこその一人を楽しみたくなる日も
たくさん話したい夜も
ただそばにいて欲しい朝も
いろんないろんな日があるから
どうかまだ覚まさないで

‹終わらせないで›

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