・本気の恋
大好きな彼にあえて連絡を素っ気なくしたり、曖昧な態度をとって不安にさせたり……。
振り向いて欲しくてこんな事を大好きな彼にしていたけれど、よくよく考えたら私が本気で好きだったのは彼じゃなくて「彼に追いかけられてる私」だったみたい。
私って、思ったより私のことが大好きなのね。
・カレンダー
呟き。
縁が切れた人が現れると過去の日付を見ては"この日はまだ仲良かったのに"としばらく引きずってしまう。
我ながら気持ち悪い性格だと思っているがそれでもこの思考は辞められない。
自分で「自分が不幸になった記念日」を作っているようなものじゃないか。
でも辞められない。どうしても過去に思いを馳せてしまう。
せめて来年には忘れてて欲しいものだ。
・喪失感
ガチャ大爆死。
カビちゃった食パン。
溶けたラスイチのピノ。
期限切れのクーポン。
河に集まった中3個。
「昔は好きだったよ」報告。
全部嫌い。
・世界に一つだけ
人には人の価値観があるはずなのに、気づいたら世間にはそれぞれに名前を着けるような言葉がありふれていた。
私の価値観は私のもの。
そのはずなのに、歌詞、書籍、呟き……どれだけ私の言葉で説明しても他人の言葉と価値観が入り交じるような気がしてしまう。
こうして考えてるこの思考さえ何かしらの言葉を付けられているかもしれない。
もしかしたら私の人生そのものさえも。
この世に私は私しかいないのに、今はその自信さえ無いかもしれない。
・胸の鼓動
初めてだったの。
目が離せなくて、もっと仲良くしたいと思って、たくさん触れ合いたいと思った人は。
初めて知ったの。
これら全てが貴方と出来ないことがこんなに苦しいなんて。
嫌だったの。
私一人だけがあなたの事を考えてずっと悩んでいた事が。
お願い。
もし私の気持ちに気づいたら返事して。
1人だけで抱えていくのはとてもじゃないけど辛くてたまらない。
お願い。私を助けて。