｢あなたは、誰？｣

白いベッドの上でそういう君に

僕は呆然とした。


君の落し物は、僕がずっと抱えているから
もし落し物に気づいた時は、僕の名前を読んで欲しい。

*あなたは誰*

あの手紙に乗せた私の想いは

ちゃんと届きましたか。

迷惑ではないですか。

伝えきれなかったこと、
新たに伝えたいことができました。

また、手紙を届けても良いですか。

*手紙の行方*

家族、ペット、恋人、恩師、友人たち。

それは私という人生の一等星。

*輝き*

花が咲いていた。

君が笑った。

パフェが美味しかった。


ふとした 幸せな時間は

すぐに終わってしまうから、

私は代わりにシャッターを切ろう。

いつでも思い出せるように。

*時間よ止まれ*

君の声も姿も匂いも全て忘れてしまった。

全部どうでもいい思い出だったから。

なのに

心の底で僕に呼びかけてくる声が

君だと確信できるのはなぜ。

*君の声がする*