7/5/2025, 2:27:46 PM
波音に意識を傾ければ、一瞬で吸い込まれてしまう。
行ったり来たりする波は儚く、
手を伸ばそうとも届かない貴方を彷彿とさせる。
白波よ、どうか僕ごと飲み込んでくれ。
波音に掻き消され、行方の無い手は空を彷徨う。
*波音に耳を澄ませて*
貴方に会いたい。もう一度だけでも。
7/2/2025, 1:57:13 PM
それは、夏の色を閉じ込めた結晶。
暑さで火照る人々の頬。
雨上がりに煌めく水滴。
少年のこんがり焼けた肌。
いろんな色を詰め込んで透明感を残したまま反射する。
燦爛たる結晶は、夏の色。
*クリスタル*
6/20/2025, 1:54:13 PM
貴方の素直なところが好き。
見ていて癒されるから。
朝、屈託のない笑みで私に笑いかけてくれること。
それをどんなに私が楽しみにしているか。
貴方の純粋なところが嫌い。
私の汚さが際立つから。
貴方の隣に立つと、私の黒いもやが溢れ出ないか心配で堪らないの。
貴方の綺麗な瞳が好きで嫌い。
*好き、嫌い*
6/17/2025, 2:03:24 PM
手を伸ばした先には誰もいないのに。
頬を撫でる優しい風に貴方の温もりを感じてしまう。
「届け」と願うことすら自己満になるなんて。
*届かないのに*
6/14/2025, 1:46:02 PM
もしも君がもっと素直だったら。
もしも君がもっとお茶目だったら。
もしも君がもっと可愛かったなら。
自分の理想とは違くても
やっぱり僕は、今の君が良い。
*もしも君が*