11/10/2021, 11:53:59 AM
歩いたんだ
僕は確かに歩いていた
風に揺蕩う黄金の海を
誰も見えない優しい静寂を
白の葉はただ僕を撫で
露だけが足首に跡をのこして
これは、夢だろうか
でも確かに歩いたんだ
そっと目を開けると
白色の光が僕を包み込んでいた
ススキ
11/3/2021, 1:06:56 PM
こんにちは、お元気ですか
姿の見えない「貴方」へ
貴方は一体誰ですか
いつもわたしと共にある
影だけ見える貴方はだあれ?
わたしが喜べば貴方も喜ぶ
わたしが悲しめば貴方も悲しむ
わたしの思考は貴方の思考
わたしの感情は貴方の感情
そんな貴方は一体だあれ?
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こんにちは、初めまして
僕の中にいる「貴女」へ
貴女は僕の良心だ
いつでも僕のそばに居る
未来を照らす貴女は光
僕の喜びを分かち合い
どんなに辛くとも支えてくれる
僕の感動は貴女の感動
僕の人生は貴女とともに
鏡の中の自分
10/30/2021, 11:18:56 AM
原初の記憶
あかね色に包まれている
たくさんの建物
それらは工場だろうか
高く伸びた煙突から煙を噴き出している
辺りにはゴウン、ゴウンという機械音だけが満ち
人のいる様子はない
奥には陽の吸い込まれてゆく海があって
その切なさに胸が痛かった
僕の頭にこびりついて離れない風景だ
これは何処なのだろうか
懐かしく思うこと
10/30/2021, 9:50:50 AM
僕が、完全だったなら
期待に応えることができたのかな
君と一緒にいることができたのかな
誰にも疎まれず生きてこれたのかな
上手く息を出来なかった君へ
もう一つの物語