『これは失恋の物語。
はじまりは、星が輝くレストランにて』
冬の寒い日、食事へ行こうと誘い
車をはしらせた。
その頃は、互いが何かを求めるように
いろんなお話をして心を寄せていき
あまりの楽しさに、その時間では足りず
日程の合う限り、時間を作った。
さまざまな事を知っていくうちに
少しずつのズレと、
嫌を嫌と言わずにいることの違和感から
求めることも減っていった。
ある時、知り合いのことがきっかけとなり言い合いになる。
何かを知られたくないからなのか、
その知り合いに嫌われたくないからなのか、
普段口にしないような言葉を言うと
それ以来、連絡は無くなった。
会っても顔も見ず、声もかけず…
ただ過ぎ去る日々。
同じ空間にいるのに、ただそこにいる人
となった。
こちらからは、もう声もかけられない。
ただ横を過ぎていくだけ。
互いに心を寄せていた頃は
お互いが優しかった。
だけど…
ちょっとしたきっかけで
これまでのことが全て無かったみたいな
空間になっだけ時
ただただ寂しくなるだけだった。
そして、こちらも
なんのアクションもしなくなった。
終わりを迎えた。
『 不安なこと、辛いこと。
正直に、心のままに。 』
誰かに何かあった時、周りの人の
人となりが見えてくる。
今のご時世、それが顕著に見えて
人付き合いを改めて考えさせられる。
伝えてくる人もきっと不安なんだろうとは思うけれど
遠回しな言葉は、余計に傷つく。
考え方は人それぞれだから
全てが同じではないけれど
どこまで寄り添えるかは決められるよね。
何かあった時
じゃ、自分ならどうする?
…いつも問いかける言葉かも。
『 梅雨 』
これから始まる梅雨
雨はとても大切だけど
時として、狂気となるね。
自分はいつも穏やかでいたいから
梅雨の季節もほどほどに
雨が降って欲しいなぁと思う。
『 天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいのは、』
話したいのは?
ん。全然響いてこないよ?
『 ただ、必死に走る私。
何かから逃げるように。 』
マリオの世界に入り込んだ自分は
山の上から転がってくる大きな石に
踏み潰されないように必死に走る。