「私の恋は嘘でできている」
私は高校一年生、成瀬姫花です。始業式から少しの時がすぎ、2ヶ月ほどが経った。今日は土日休みで、家族で買い物に来ている。母が買い物カゴにどんどん商品を詰め込み、私は疲れたので近くの公園のベンチに座っていた。そしたら後ろからどんどん近づいてくる足跡がしてきた。私はすぐに後ろを振り向いたら、韓国にいた時によく一緒に遊んだリンとランがいた。私は急に日本に来た二人にびっくりした。「どうして日本にいるの?」
私は気になりすぎて聞いてしまった。「お前をずっと探していた。」と、リンが答えた。私は意味がよくわかっていなかった。私はへえーと言いながら母のもとに戻ろうとしたその時、「お前、今どこの学校に通ってるんだ?」とランに聞かれた。私は何も考えずに「ここの近くの私立の高校に通ってるよ、まさか私立に入れるとはね!」と言った。そしたらリンとランがふーんと言いながら去っていった。私は何が何だがわからずにいたが、そんなに深く考えずに母のもとに戻った。そしたら母がまっていてそのまま家に帰った。
そして次の日、突然全校集会があると報告を受けた。クラスのみんながなぜだか分からず、そのまま体育館に向かった。全生徒が集まり、全校集会が始まった。「今から全校集会を始めます、今日なぜ全校集会があるかというと、急だが転校生がくることになったからだ。」と司会者が言った。全員がわさわさしゃべり声をただ寄せながらの集会が始まった。転校生が入場する。「えーっと今回の転校生は韓国人なんですが、リンレイズくんとランレイズくんです。」と司会者は言った。私はその名前を聞いた瞬間、嘘だと思いたかったがそれは嘘じゃなかったらしく、昨日会ったリンとランが入場してきた。「俺の名前はリンレイズです、そしてこいつがランレイズ、俺たちは韓国人です。」
と軽い自己紹介をしてもらった。私は自己紹介が全然耳に入らず、それよりも何でここに転校してきたのかが気になりすぎて頭に何も入らなかった。そして転校生には毎回質問コーナーがあり、生徒が気になったことをどんどん質問していった。「好きな食べ物は何ですか?」「好きな食べ物はどっちも肉です。」
「趣味は何ですか?」「どっちもサッカーです。」
「じゃあ好きな人はいますか?」と私の隣の隣の人が質問をした。私もそんなことは今まで聞いたことがなかったから、少し気になった。「俺たちの好きな人は、この学校にいます。」と言った。生徒全員がびっくりっして探偵ごっこのようなことを静かにしていた。「特徴を言ってください。」と私と違う学年の人が言った。「えーっと、特徴は背が俺たちより低くて、ツンデレなところもあって、脅かしたりドッキリをしたりすると反応が面白くて、怖がりなところですかね。」っと答えた。それに少し迷ったのが全て私の特徴に一致していることだ。リンとランには何度も脅かされて、無理やりお化け屋敷に連れて行かれたこともある。でももしかしたら違う人とも仲が良かったのかもしれないと思った。そんなことを考えていたら、「じゃあ名前でヒントください。」と質問した人がいた。「そうだなー、苗字と名前、漢字で書くとどっちも2文字で、姫が名前につく。」と言った。私は少しだけ気づいた気になっていた、もしかしてそれって私かなと期待があった。「正解はー!!」と誰かが言った。「正解はー、成瀬姫花っていう、一年生です。」っとランが言った。私はびっくりして声を出しそうだったか、恥ずかしいと思って自分で我慢していた。そしたらリンが「この生徒の中に姫花いますよね。姫花!いたら立てー。」と言われた。私は恥ずかしすぎて立てる訳がなかった。「何を言ってるのよ。リンー、声も出せないし、立てないしどうしろと?!」
そのような状況に陥っていた私に気づいたらしくランが「じゃあジュノを連れてこようとしたけど、やめようかなー、おーい姫花、お前が出てこない限りジュノも出てこねーぞー!」と脅されてるのかと思いながらでもジュノは私の宝!!と思い、迷いなく立った。そしたら生徒全員が「あの子が姫花っていう子?私の方が可愛くない?!」「まじ?リンくんとランくん好きって思ったのにー!!」などの声が聞こえてくる。そしたら前に呼び出された。私は渋々歩いて、前に行った。「よっ!姫花!お前ジュノのことになると必死になるから絶対に来ると思ったぜ。」とランに言われた。これは本当に仕組まれた行動だったらしい。そしたらリンが「お前学校ではその格好なのか?」と言い出した。私は秘密をばらされるっと思って必死になって、「しー、」っと言った。そしたらランがニコっと笑い、大声でこう言った。「こいつ、韓国人でーす。」私はやばいと思ったが、もう遅く、みんなは驚きすぎて、体育館全体がえーの文字でいっぱいになりそうだった。私は必死で、「何で言ったのよ!ラン。」っと言った。そしたらリンが「韓国人でことは、韓国語話せるよな。」っと試すような口ぶりでそう言った。本当は嫌だったがもう生徒全員がこっちをめちゃくちゃ見てしまっている。私は全部が嫌になってこう言った。「私は韓国人です。そしてこの皆さんが見たいる姿は偽物でこれは着ぐるみです。私の本当の姿はこの中にあります。」と大声で言ってしまった。そしたら「見せて!!」という声が響いてきて、私はもうやけになって、チャックを開けて金髪で水色の目の本当の私の姿を見せた。そしたら生徒はもちろん、先生たちも当然びっくりした顔で、えーっと叫んだ。私は韓国語で自己紹介をした。「ヨロブンチョウムペッスムニダ、チェイルムン、ナルセコンジュックワ。ヨロブネゲ、コジンマルブットイッサスムニダ。ミアネ、クンデナッペンコジンマルクロダミャン。アップルド、ソヨンヘヨ、これで終わります。」