涼し気な季節から
纏わりつくような空気に変わった
ジトジトと雨が降り
気分も落ち込む

まるで私の心の中
無常の恋なんて無い
ほらね
貴方はまた他の花に移り変わる

私の思考は止まらない
お花に溢れて輝いている

でも、ときどき雨が降る
咲いたばかりの花は枯れ
輝く夜空は雲に隠れる

けれど、巡る思考はいつの日か
再び晴れて輝くのだ
露が反射し、花が上を向く

理想と目標でいっぱいなんだ
私のこれからはまだまだ生きていく

貴方と私は反対側
何度、真似ようとしたものか
貴方になろうと、貴方のようになりたいと
心の底から願った
そんな私を貴方は笑わなかった

惨めだった

そうだ
貴方はもう誰も届かない場所にいた
無意味な努力は溶けていく

私は貴方と反対側
真っ暗で星の輝く世界へ行くの

初めて息を知った
自分が空気を吸って
全身が動いていることを実感した

他人だけじゃなくて
僕も生きている

ドキドキが止まらなかった
その高まりは今も止まらずにいる

それが、どれなのかは分からない
生きているという喜びか
必死に動いている心臓か
いつ死ぬのだろうという恐怖か

目が離せなくなって
君を追いかけた

意味のないアピール
自己満の駆け引き

それでも君は私を見てくれた
私を居ないものとは扱わなかった

叶わなくていいよ
君の暇つぶしでもいい

初恋は忘れないから
これからも君を追いかけるよ