海の底って太陽の光が届かないから真っ暗なんですよね。
チョウチンアンコウって触覚みたいなところに光ってるところがあるじゃないですか。
真っ暗な海を泳いでいる魚はきっと不安だと思うし、そんなところに光がみえたら思わず飛び込んでいくけど、それは敵であっさりと食べられる……
何処か人間に似ていますね。
絶望していたり、とても不安な状態で手を差し伸べられてしまうと、あっさりと手をとってしまう。例えその人が何を企んでいようと。
そしてあっさり利用され、さらに傷つくことになる、最悪死にたいとさえ思ってしまう程に……
そうならないよう、メンタルケアや信頼できる味方をつけるのも、大事ですね
前に拾おうとしたけど親にダメって言われた子猫、どうなったかなぁ…
次の日様子を見に行ったけどいなかったし
もしかしたらカラスに食べられちゃったかもしれない
やっぱりあの時無理にでも拾っておけば良かったのかなぁ
1度でいいから姿を見せてよ、あの時みたいに私の元に走ってきてよ
猫の鳴き声を聴くといっつも君を探しちゃうからさ…
木枯らしとは-秋から冬に変わる時期に、初めて吹く北寄りの強い風のこと。
今回は少し、ストーリー風にしてみたいと思います。
「行ってきます」
誰もいないリビングにそう伝え、私は玄関の扉を開いた。
秋の下旬、少しずつ寒くなってきた頃のこと。
私はいつもの通学路を変わらず歩く。
何も変化がない私の日常に、ある日変化が訪れた。
このぐらいの時期の夕方のことだった。私は熱が出てしまい家で休んでいた。
母と父が少し用事があったらしく、2人で何処かへ出掛け、その日家に帰ってきたのは2人ではなく、知らない警察官の人達だった。
2人は逆走してきた車と衝突してしまい、運悪く亡くなってしまったと聞かされた。
お葬式の日、私は泣いた。泣いて、泣いて、泣きまくった。
その日に1生分の涙を流してしまったのか、それから私は泣かなくなった。
何も見ても感動しない、面白くない、怒りが湧かない…
唯一泣くのは、定期的に見る、父と母のお葬式の夢ぐらいだろうか。
感情を顔に出さなくなると、自然と私の周りから人は離れていった。
けれど、特にそれで悲しいとも、思わなかった。「こういうものか」と納得してしまった程だ。
もうすぐで将来を決める入試がある。けれど未だに志望校を選べていない私。
先生は毎日のように私に志望校の決定を急かして来るが、行きたい高校などある訳ない。興味が無い。このまま働いてお金を稼いだ方が、私には合っていると思う。
だって…高校に入るお金なんて、ある訳ないんだから。
今は親戚の方達が生活を支えているが、そんなことをして貰っていて授業費も払って欲しいなんて迷惑極まりないだろう。
だから私は今日。そのことを先生に伝えようと思う。
いつ伝えようか考えながら、いつも通りの授業を受け、放課後になる。
「あの、先生」
「ごめんなさい、今から会議があるから明日にしてくれる?
あ、あと進路決定の紙、はやく出すのよ?」
「……はい、分かりました」
返事を聞くと先生は忙しそうに廊下を歩いていった。
明日……正直面倒くさかった。先生からのお願いが、私の心に深く刺さる。
結局その日はそのまま帰ることにした。先生に話しかけるタイミングを探っていた為、他の生徒も殆ど下校しており、静かな道を歩いていく。
(今日は風が強いな…)
風が吹き抜けていく音に混じり、木々が擦れる音、誰かの足音、犬の鳴き声…いろんなものが風と共に聴こえてくる。
その音にしばらく耳をすませていると微かに人の声が聞こえてきた。
何処かで聞いた事のあるような、懐かしいような…
『頑張って』
私は思わず振り返った。けれどそこには誰もいない。
けれど確かに聴こえた。父と母の声。私の大好きな、あの声が。
目頭が熱い。涙が出そうだ。
私はまだ、諦めなくてもいいのか。希望を持ってもいいのか。
(親戚の人達…受け入れてくれるだろうか)
風を背に受けながら私は帰る。その風が、2人が背中を押してくれているように思えた。
〜fin〜
この世で1番美しいのはなんだろうか?
花?それとも宝石?……もしかして私たちかもしれない
十人十色のように美しいにも種類がある。
自分が美しいと思うものを誰かに否定されたとしても、それはただの「意見」にすぎない。
美しいと思うものを美しいと思って何が悪い。
そう思いながら今日も生きている。
私が美しいと思うのは…絆。
皆さんは、何が心から美しいと思えるだろうか?
この世界はいわゆる「ゲーム」の中に過ぎなくて、
私という登場人物は誰かによって作られている。
そのままを受け入れて普通に過ごすのも、
それに抗って自由を手に入れるのも、自分自信だと思う。
けど、できることなら少しだけ抗ってみたい。
きっとそれすらも『筆者』に与えられた性格の1部にすぎないんだろうけど。