七汐

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9/20/2024, 5:42:14 AM

あるくあるく 歩く歩く
あの人を追いかけるために

どんどん どんどん
あの人の隣へいくために

足の速いあの人は
ぐんぐん ぐんぐん 進んでいく

背の高いあの人は
カチカチ カチカチ 歩いていく

足の遅いわたくしは
コチコチ コチコチ 進んでいく

ああ 嗚呼 秒針さん
あなたと重なったその時に
時間が止まってくれたなら



「時間よ止まれ」

9/18/2024, 10:50:09 PM

自分が綺麗だと思ったものを見せたくなるのが”愛”だと
どこかで聞いたことがある

満点の星
眩いほどに輝く夜景
空に馴染むように昇っていく太陽
息を呑むほどに真っ青な青空
青、水色、紫、赤、オレンジと変わっていく夕焼け


ああ 君に伝えたい



「夜景」

9/17/2024, 10:35:44 AM

「悩み無さそう」
「頭の中お花畑」
「現実逃避」

うるさいうるさい
うるさいうるさい

俺の花畑は生まれてからずっと
知識という名の栄養を与えて
笑顔という名の日光を浴びて
大事に大事に育ててきた1級品だ
お前らが呑気に過ごしている間に綺麗に花を咲かせたんだ

花を少々拝借して
茎を整え
柔らかなシートとフィルムで包み
リボンを付けた

華やかで儚げな俺の発想力でいつか見返してやる



「花畑」

9/16/2024, 9:03:34 AM

1分ごとにスマホを開いて通知を見る

YouTubeの動画があがったらしい

またスマホを伏せる

そわそわ そわそわ

課題なんか何にも進まなくて
いっそのこと通知をミュートにしてみる

そしたら30秒ごとになって

ヘッドホンをして好きな音楽をかける
何も聞こえないように

だけど頭の中は君のこと

「言葉選び間違ってないかな」
「キモいって思われたらどうしよう」
「もう寝ちゃったのかな」


ああもう落ち着かない



「君からのLINE」

9/15/2024, 8:51:47 AM

「この命が燃え尽きたとしても君を、この国の人を守りたいんだ」
あなたはそう言って笑った
自分なら大丈夫だからと
君の幸せが俺の幸せなんだと

なぜあなたが私の幸せを決めるの?
私の幸せは私が決める
私はあなたに命をかけて守って欲しいなんて思ってない
ただ一緒に食卓を囲めたら、隣で笑ってくれたら
それだけでいいのに



「命が燃え尽きるまで」

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