泡になりたい

いつからそんなに穢れてしまったのか

出会った頃の君とは全く違くて

純粋な笑顔で

儚げで

誰も触れてはいけないようなきめ細かな肌

君の穢れを私が浄化し

君の穢れと共に私は消えたい。

ぬるい炭酸と無口な君

脱いだ服どこにあるか分かる？

ルックスが常にいい君がルックスが悪い私に

言った。

炭のような冷たい目で

酸欠になっている私に言う。

時に、事後に甘えさせて。と

無理を言うと

口で私の口を塞ぎそれ以上を言わせてくれない。

なのに

君が好きすぎて抜け出せない。

波にさらわれた手紙

手紙を書く約束をして

君は毎日ポストを見るようにしていたらしい。

まだ手紙も出していないのに

日に日に君からの愛が重くなって

支えきれなくなって

嫌いになって

君は涙を流した。

君は引き波のように最後まで私を引き止めていた。

8月、君に会いたい

約束しました

暑い日に会いたくないと言いながら

好きすぎて

会いたくて

手を繋ぎたくて

約束した。

だけど、

会う前に

心が冷たくなって

会えなかった

眩しくて

笑顔でいてくれることが幸せで

落ち込んだ顔なんて見たくなくて

つい君に時間やお金をかけてしまう。

自分の見た目もつり合うように

自分にもお金をかけた。

だけど自分は輝くことがなく

君だけが光っていた。