2/6/2026, 10:04:18 AM
『時計の針』
チクチク
タクタク
チクタクタク
何故か心に刺さる音
チクタクチクタク
どこか耳に残る音
畳の上に寝転がり
庭のエノコログサを眺めながら
陽の光を浴びている
几帳面にも
1時間に一度鳩が鳴く
あぁ今日も終わるのだと
微睡みの霧の中に居た
2/5/2026, 10:21:32 AM
『溢れる気持ち』
僕の心に溢れたもの
寒空の下で咲く蝋梅
辛いくらいに青い空
神のまにまに流るる紅葉
光り輝く白銀の峰
僕の心に溢れたものは
口から何かを発する前に
どうも眼から溢れるらしい
2/4/2026, 10:09:39 AM
『kiss』
なんて事のない僕の部屋
ただ違うのは
隣に君がいるという事
たわいのない話で静かに過ごし
しばらく2人で三日月を見た
顔を近づける機会はあったけど
学校の話ではにかむ君に
友人の話で笑う君に
月を見て寂しげな顔の君に
僕の方はただ見惚れていた
機会に目を背けるように
目を細めながら
ただ一緒に月を見た
2/3/2026, 10:14:30 AM
『1000年先も』
千代紙で作った紙風船
ふぅと息を吹き込んで
和室で転がして遊んでいる
ありがとうと思いながら
せっせと折った折り鶴に
息を吹き込み吊るしていく
昔の人もきっと
願いを込めながら
千代にも続けと祈ったのだろう
色とりどりの紙を見ながら
何を祈るか考えている
2/2/2026, 10:11:25 AM
『勿忘草』
花言葉なんて
色で変わる
場所で変わる
人でも変わる
なのに何故
こんなに人を惹きつけるのか
自分の境遇に沿った言葉を
選んで使ってるだけだとしても
それを頭に入れた上で
今日も花を愛でるのだ
「私を忘れないで」と
願うように花を見る