※ひとりきり
レネゲイドウィルスが世界を混乱に陥れたのは、自分が勉強した時には5世紀前の出来事だった。
それなりに混乱しながらも、何とか共存していた。
人間としての知性を失い暴走した者、
人間の知性を使い巨大な力で世界を蹂躙した者、
理不尽から守るために戦い続けた者───
みんな、最後には殺しあった。
生き残ったのは、人間の知性を保ち、恐怖から逃げ続けた自分だけ、のようだ……。
※TRPG「ダブルクロス3rd」の設定を少々引用
異能バトル系テーブルトークRPGです。
クトゥルフ神話TRPG(通称CoC)のほうが有名かな。但し私はホラー耐性が無いのでCoCには触れないんだぜ(;^ω^)
※Red,Blue,Green
パソコン用語……RGB。色の識別の一瞬。CYMAは印刷に特化し、RGBはネット利用に向いている。
ポケモン用語……物語の最初に選ぶポケモンのカラーの総称。御三家。初代ポケモンのみ、三色に黄色が追加されている。
マイナー用語……心身の状態を伝える時に使う人がたまにいる。
最近のお題は長文書かせようとしてる感じ?
※フィルター
ある日、突然。
時の政府から全国民に一斉に通知が届いた。
『ヒューマノイドによる友人選別フィルターの義務化』
それが起こした悲劇は、歴史に残るものになる。
ヒューマノイドを介した個人の性癖ならまだしも、結果として個人情報の違法公開が常習化したのだ。
そして一番身近な問題は……親友のヒューマノイドに「不適格」と断罪された結果、ヒューマノイドを機能停止または処理してしまうこと。
ちなみに私は──────
※仲間になれなくて
スライムは1匹で、寂しく野原を歩いていた。
さっき出会った優しそうな青いターバンの青年を思い出し、少し涙目になる。
彼の周りには、自分よりずっとずっと強いスライムナイトやキメラがいた。
自分が青年に付いて行こうと近寄ったら、激しく威嚇されてしまい、恐怖のあまり思わず逃げてしまったのだ。
強くなりたい。そしたらきっと、自分も一緒に行けるはず。
毎日毎日、他のモンスターと戦い練度を上げながら、進化できるように祈り続けた。
そして幾年月――
スライムベホマズンになったスライムは、彼から念願の言葉を手に入れた。
※雨と君
最早、夏の雨など期待できる時代ではない。
それこそ大昔に呪いとか何とかで雨乞いしていた時代のほうが幸せだったのではないだろうか?
現代は科学の力で何でも把握できてしまっているから。
だと言うのに、君は。
「雨乞いの魔法〜!雨乞いの魔法〜!」
タップダンスのような踊り??を披露しながら、ありもしない魔法という技術に頼るのだな。
ちなみに俺も一緒に踊っているのは、好かれたいからだ!