※終わらせないで
頑張る!苦手な王道の世界線ー!!
夕陽で伸びる2人分の影が、仲良く寄り添っている。
2人は互いに寄りかかるような距離で、手を繋いでいた。
若い時分、ハレンチだと言われた手繋ぎ。
たったそれだけのことが、こんなにも幸せだなんて。
「セツコさん、オレぁ幸せだなぁ」
母さん、妻、嫁。代名詞で呼ばなくなって何年が過ぎただろうか。
「なんですかもう、恥ずかしい。私も幸せですよ」
セツコさんは小さく照れた声で「……タイゾウさん」と言葉を紡ぐ。つられて自分まで照れてしまった。
年老いた。いつお迎えが来ても不思議ではない年齢だ。
願うのは「幸せを、終わらせないでくれ」
※愛情
我が母の愛情は、ものすごく分かりにくい。
どれくらいかと言うと
「テレビ聞きたいから全員リビングから出てって」
と平気で言う人間だからだ。
ちなみにリビングは母の自室ということになっている。
各自の部屋にテレビが配置されたのは5年前。
それまでテレビ独占していたのである。
だが、父親は家事全般をこなし
猫の介護を24時間体制でしている母を最優先に決定。
高校生の時から、家訓となってしまっていた。
だから家を出ようとした。
母は私の心配はしないと本気で思っていた。
だが行先告げた家出で「心配させんな!」と怒られる。
叱られたとは思えない。キレただけにしか見えない。
「心配?嘘だな」と思った。
今もそう思ってしまう時がある。
松葉杖生活をしている私に
「それくらい自分でやってよ」と言うからだ。
出来ないから具体的に説明して頼んだんですが。
それでキレた私が実際に自分でやってみて、
持てない茶碗をひっくり返して、やっと理解していた。
そこからは物運びをずっとしてくれている。
有難い。でもふざけんなと怒鳴り散らしたい。
松葉杖で両腕塞がってるの、見てわかるよね?
どうして出来ると思うわけ??
そして最近の口癖はこれである。
「怪我が悪くなるから大人しくして」
愛情からなのかウザいからなのか、区別がつかない。
本人曰く半々らしい。
痛いから大人しくしているのに、どんなに激痛でも病院にすら連れてってくれないくせに、ウザいが半分もあるのかと思う。
たまに本気で思う。くたばれ、と。
私も愛憎がややこしい人間になってしまったものだ。
※微熱
ちょっと悩むと
みんなは何を書いたのかなって覗きたくなるよ
王道なネタを書いてみたい、が、王道?
「微熱が続いていて…」
彼女は額に右手を当てて、囁くように言った。
「病院に行ってないの?常備薬は飲んだ?」
僕が聞くと彼女は辛そうな顔をしつつ首を横に振る。
「親の都合で戸籍がない私にはどれも手が届かないわ」
そうだった。
憲法が実父ではなく離婚した男を父親にするせいで、
彼女の母親は、彼女に国籍をプレゼントしなかった。
学校にも通えず、就職出来る年齢になった今ですら。
「家から風邪薬持ってくる。待ってて」
彼女の母親は、自分の男を優先して
自分の子供をないがしろにしている事実に
気がついているのだろうか?
きっと気づいていないだろう。
彼女の将来は学歴なしという地獄から始まっている。
※なるほど、私に足りないのは恋愛要素らしい??
※太陽の下で
もう冬だというのに太陽に焼かれる気分を味わえる
空気は冬らしく冷たいね
乾燥が気になる季節だというのに
捻挫内出血の治療のためにヒルロイド処方されたわ
ヒルロイド(ヘパリン類似)薬は
血行促進の効果があるけれど
そのせいで激しく乾燥を促すのをご存知ですか?
私は超乾燥敏感肌なので、この副作用に激しく困る
あとまだ輸血の影響で内出血しやすいから
ヒルロイド(ヘパリン類似)薬は使用禁止でした
血行促進作用のせいで内出血まで促進しちゃうとな
つまり自然治癒ですな!試される我が治癒力!
※セーター
私はノルディック柄が大好き(*^ω^*)
冬になると衣類のどこか1ヶ所には入れたい
しかし室内に限る
お出かけの時はシンプルにしておきたいんだ
隠れノルディック柄ファンなのです(*^^*)
ところで皆、爪周りの角質ケアどうしてる?
私は眉毛ハサミで角質を切り捨てているんだ〜
これが結構綺麗になるんだよね
硬い所だけをチョキンと切るので、怪我なく出来る
爪やすりで削る、爪切りでギリギリまで切るとか
そういうケアには……戻れないぜ。楽過ぎて!