12/19/2024, 5:00:15 AM
2 冬は一緒に
今年もかれと一緒に過ごせて嬉しい。
昨年もかれと過ごせて嬉しかった。
来年も一緒に過ごせるかな?
ねえ、冬のいいところってなんだと思う?
……え?『二人で寄り添えば寒くないところ?』うふふ、確かにね、お互いの温かな血潮を強く濃く感じられる季節って冬だものね。
うん?『夏でもずっとくっついてるから季節は関係無いけどね?』 もう……!
わたしは冬が好き。
雪降る夜中の田舎道でわたしたちは出会った。
すれ違いざまに、見ず知らずのわたしを襲ってきたかれ。
わたしの着てる服を荒々しく切り裂くと同時に、腹が減っている猛獣のごとく、わたしの体を貪った。そして、待ちきれないとばかりに、乱暴に押しこもうとするモノに驚き目を見開く。
だけど、わたしは雄の本能というものに、ひどく興奮して欲情してしまった。寒かったけど、肌がこすれあうたびに、かれのぬくもりを感じた。
わたしは冬が好き。
――あれから五年。
今年の冬も、かれと一緒に過ごします。
かれは、どうしてか、動かなくなってしまったけれどね。
12/17/2024, 8:21:24 PM
1 とりとめもない話
「今日は家にくる?」
「――の好きなゴーヤチャンプル作ったよ」
きみの笑顔に癒される人がここにいる。
きみの言葉は安らぎを与える魔法であり。
二人交わす時間。思いだすほど、優しく光り。
そして、かけがえのない宝物になってゆく。