“病室”


真っ白な天井

真っ白なシーツ

真っ白な肌


真っ黒な未来

“明日、もし晴れたら”


洗濯物を干そう

日焼け止めも塗らなきゃな

庭の植物にも水をやらなきゃ

水か…プールもいいな

あぁそうだ、明日は学校に用事があるんだった

あの人は部活かな

寝不足になっちゃあまずいよね

今日は長く引き止めちゃったからな


…明日晴れてたら、あの人に会いにいこっと。

“だから、一人でいたい。”


人は、強欲な生き物だ。

1度知ってしまったら、さらに求めてしまう。

「大好き」
　　　『俺も大好きだよ』
「あーもうかっこよすぎ」
　　　『可愛いところしかないんだね』
「もうなんなの好きすぎる」
　　　『俺は愛してる』
　　　『ずっと一緒にいようね』


「大好きだよ」
　　　『ありがと』
「ねぇ、ここ一緒に行こうよ」
　　　『ごめん、しばらく暇がないわ』
「…私のこと、好き？」
　　　『あー…うん、好きだよ』


人に、愛は、重すぎる。


人は1度、愛を知ってしまったら

もう二度と、手放すことはできない。

“澄んだ瞳”



清い恋を表す時の、『澄んだ瞳』。

一体何をもって「澄んだ」と言うのだろう。

“どんなに嵐が来ようとも”



辛いことの嵐が僕を襲う

もうやめてしまいたいと何度思ったか

だが、決して折れない1本の魂がある

その魂は、いつでも僕を奮い立たせる

もう大丈夫

僕ならできる