“放課後”
帰りの挨拶
チャイムと同時に教室を出るみんな
1人、取り残される教室
いつもは座れない席に座る
教室の1番奥、窓の隣
サッカー部と野球部の掛け声
遠くからはテニスボールを弾く音
窓を開ける
青春の風
僕らの青い思い出
“神様が舞い降りてきて、こう言った。”
『お前たち人間は
自分の願いを叶えたい時は
我々を慕い、敬い、崇めるのに
都合が悪くなったら
神などいない、神は無慈悲だ
などと我々を侮辱するのだな』
“誰かのためになるならば”
コンビニで出たお釣りを寄付しました。
『それだけのお金でなにが変わるの?』
『どうせ寄付するならコンビニで買い物せずに全部寄付すればいいのに』
悩み事を打ち明けられたので、ちゃんと話を聞いて、精一杯励まそうとしました。
『そんな言葉がほしかったんじゃない』
『ちゃんと話聞いてた?』
喜んだ顔が見たくて、母の知らない間にお皿洗いをしました。
『ちょっと!お皿割れてるじゃない!』
『いたずらするのもいい加減にしなさいっ!』
『あんたのすること全部偽善よ!!
迷惑かけてばかりじゃない!!!』
でも、偽善でもしてないと
本当に僕の居場所がなくなっちゃう。
誰かのためになりたかった、
“鳥かご”
鳥は小さな子供
ならば大人は鳥かごだろう
子供は子供の正義を守り
大人は大人の正義を貫く
子供でも大人でもない僕らは
一体どちらの味方だろうか
_____僕らは僕らの正義がある
“友達”
一緒に笑い合えるのが友達でしょうか
一緒に涙を流すのが友達でしょうか
くだらない話ができるのが友達でしょうか
悩みを話せるのが友達でしょうか
頼み事ができるのが友達でしょうか
頼み事を断らないのが友達でしょうか
暇になったら一緒にいるのが友達でしょうか
用がないと会えないのが友達でしょうか
悪事に手を貸すのが友達でしょうか
見て見ぬふりをするのが友達でしょうか
自分に利益がないと付き合わないのが友達でしょうか
友達とは、なんなんでしょうか