病室で君は言った
「1年後、また会おう」
その時の小指の温かさは、今でも忘れないよ
君に手作りのお守りを渡した
その中身、今日開けてくれたかな...
私は公園を歩きながら思った
「蒼空くん...」
「あ、由紀〜」
え、この声...
「お待たせ由紀、行こっか」
「ま、待ってっ!」
その男の子は...
ー約束だよー
ーうん!ー
「...誰、お前」
...え
「知らない人に声掛けられんの好きじゃない。やめな。そういうの」
「蒼空...くん」
「...は?」
「ねぇ、誰?あの人」
「...知らない。行こう」
蒼空......くん
「......ね、(え)なん(で)」
明日、もし晴れたら、会おうよ
指を動かしてあの人の元へ
『やっほー!』
『なんか久しぶりだね!』
あぁやっと会えた
この世界、いつ会えるか分かんないもんね
ほんとに会うわけでもないんだし
気持ちが晴れたら、入るよ
(電波の調子が悪いため、フリーズする場合があります)
『え、うそ!』
『ちょ、待って待って!』
(ブツッ)
『あぁ...もう』
次はいつ会える?
いつやる?
このゲーム
いつINする?
ゲームの世界、現実が晴れてても、君と会わないと、晴れないんだ
ごめん
ごめんね
分からないよね
伝わんないね
僕の気持ち
「そんなこと言っちゃだめじゃん!」
「バカじゃね?」
「だからお前嫌われんだよww」
(なんだよダメってなんだよバカじゃないよ嫌われてるってなんだよ辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い)
「ほっ、といてよっ!!!!!!!!」
「何あいつ」
「いつも黙ってるくせに」
「キモww」
だから1人でいたいんだよ!!!!!!
ほっといてよ……
どうでもいいじゃん
何もかも
お祭りの司会の人って
遊べないし
練習大変だけど
可哀想じゃなくて
それだけ
練習してきたんだから
そんな目で見ないで
私は私なりに
楽しんでるからさ
みんなが楽しんでる姿見るのも楽しいし
一緒に司会やってるのも
案外楽しいよ
違う視点で
見てみてね
『死にたいのなら、死んでもいい。でも誰かが悲しむということを覚えておけ』